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「産後の注意・胎便・初乳について」

整体における妊娠と出産 その8 「産後の注意」 出産前後の問題は、その後の健康を大きく左右します。産後約2ヶ月は無理をしてはいけません。特に、産後骨盤が元通りに閉じて安定するまでにおよそ6~7週間かかります。この間は家族の協力を最大限得て、無理をしないで過ごすことです。 妊娠・出産前後の問題は、女性の一生の健康に関わってきます。直後はさほどでもなくても、更年期にその影響がでることも多くあります。また、赤ちゃんにとっても、胎児期と生後13ヶ月(男の子は15ヶ月)までは、一生の基礎をつくる大切な時期です。 いろいろと生活に制約を作ることは、そのときには大変ですが、これからの人生のうちでは、そう長い時間ではありません。この期間は無理をしないで、可能な限り母体・産婦と赤ちゃんのことを優先して過ごされることを望みます。 産後しばらくは、部屋を暗く静かにして、急に明るいところへ出ないようにします。できれば、2週間は遮光カーテンを引いておいた方が良いでしょう。これは、赤ちゃんにとっても大切なことです。スタンドや、天井の蛍光灯などの光の直射は、母子共に良くないので、布で覆いをします。産後の針仕事を控えると言ったのはこのためです。目や頭に気がいくと骨盤の締りがうまく行われません。 産後起きあがってから1週間ぐらいは、赤ちゃんを抱いたり、重たいものを持ったりしてはいけません。その間、授乳は横になっておこないます。 二ヶ月以内は、新聞・雑誌・小説など、細かい字を読むことはいけない。 テレビの見過ぎなど眼を酷使してはいけない。そして、禁パソコン禁スマホ。 目の酷使は目が張り付いた感じになります。その時は何も感じなくても50代以降に出てくることが多いです。 洗髪は、6週以後。 夫婦生活に戻るのは6~7週以後とされていますが半年は待った方がよいでしょう。 (すぐに次の子ができてしまいます。) 「育児の本」(野口晴哉著・全生社) 参照 「胎便の排泄」 赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいたときにたまった便を、「胎便」といいます。胎便は緑がかった黒色・粘性の便で、「カニババ」 とか 「ガニグソ」 などともいわれます。この胎便をしっかり排泄させることが、その後の赤ちゃんの健康にとって非常に大切になります。これを出さずに体内に残してしまうと、アトピーや喘息をはじめとする様々...

「産後の起き上がり方について」

整体における妊娠と出産 その7 「産後の起きあがり」 10ヶ月かけて出産のための準備を整えた体は、出産後元の体に戻るのにも、やはり数ヶ月かかります。特に大事なのは、出産で開いた骨盤が引き締まって元に戻ることです。 整体における、出産前後の健康管理の一番大切なポイントは、産後の起きあがりの時期にあります。出産後、いつ起きあがるかということは、その後の健康にとって大きな影響を及ぼします。上手に起きれば、体質改善・美容法になりますし、起きる時期を誤れば、体が弱くなることもあります。 妊娠・出産で拡がった骨盤は、出産後徐々に元に戻ります。このとき、開いていた骨盤は、まず左右片側ずつ閉じてきます。そして、左右そろって閉じるときがあって、また左右差が出てきます。この繰り返しで、骨盤が閉まっていくのです。体温計で計ってみると、閉じている側は体温が高くなっています。両方閉じようとしているときは、左右の体温が一致します。 骨盤が片側ずつ閉じている間は起きあがらず、寝ていた方が良いのです。骨盤が、左右同時に閉まってきたときに起きあがります。骨盤(尻)が閉まるから腰が入ります。腰が入らない状態で起きあがると首に無理な力みを作って起きあがることになります。更年期の不調はこの首の無理な力みからくることが多いのです。 片側だけが閉まっているときに起きあがると、骨盤の閉まりぐあいに左右差が残ったまま骨盤の引き締まりがストップしてしまいます。子供を産んでから体調がすぐれないとか、病気がちになったとかいう話をよく聞きますが、それらはみな骨盤が左右そろわないまま固まってしまった人たちです。女性の体の中心は骨盤です。女性の場合、骨盤の位置、弾力、そして上下・開閉・前後の動きなどが体に与える影響はとても大きいものがあります。 出産は、偏った体の使い方や成長の過程で歪んでしまった骨盤を正す最良のチャンスでもあります。出産後、骨盤がそろったときに起きあがった人は、みな出産前より健康になり、きれいになります。それまで抱えていた体のいろいろなトラブルも、すっかり無くなってしまうことも多いのです。 「体温がそろったときに起きあがる」 出産後、胎盤が出てから8時間ごとに、左右のわきの下で同時に体温を測ります。同じ体温計を、2つ用意した方がよいでしょう。 8時間ごとに計っていると、左右差のあった体...

「陣痛と自然分娩について」

整体における妊娠と出産 その6 「自然なお産と陣痛」 「陣痛」はあって当然、あるのが普通と考えられているようです。しかし、本来自然なお産はほとんど無痛でなされるものなのです。現に、無痛で出産している人はたくさんいます。整体稽古仲間の方の中にも、「こんなに楽なものなら、他人の子供も産んであげてもいいと思った」という人もいます。また、中には、「うんちかと思ったら、陣痛だった。いつ痛くなるのだろうと思っていたら、痛む前に生まれてしまった」という人もいます。 確かに生理でも痛む人がいるように、出産でも痛む人がいます。しかし、だからといって出産は痛い物だと決めつけてはいけません。 人間は心理的な生き物です。はじめから、「お産は痛いもの」と決めてかかってしまうと、本当にお産が痛いものになってしまいます。 聞いた話ですが、出産直後に「あれ?もう生まれてきたの?こんな気持ちのよいものならもっと生みたい!」といったお母さんもいたそうです。つわものですね? そもそも子宮には痛みを感じる神経がありませんといわれています。よくしたもので、子宮も産道もきわめて痛みに鈍いのです。では、陣痛の痛みというのはどこから来るのでしょうか? 一つは子宮の収縮する感覚ではないかと言われています。出産時に子宮が強く収縮するときの収縮感が、痛みとして認識されてしまいます。人体に起こる強い収縮感というのは、しばしば痛みの感覚と混同されます。たとえば、嘔吐するときなど、胃から食道がギューッと絞られるように痛む感じがしますが、これも強い収縮感を痛みと感じているものです。 もう一つは、骨盤が開くときの痛み。出産のときに、お腹より腰が痛かったという人が結構いますが、これは出産にともなって骨盤の開くのにともなう痛みなのです。これは運動器系の痛みで、どちらかといえば腰痛と同じ種類のものです。 痛みというものは多分に心理的なものを含んでいます。パニックになって痛みに対する恐怖感でいっぱいになってしまうと、自分自身で痛みを作り出してしまうことになります。まずは、「今体に感じているのは収縮感なのか、骨盤の開く感じなのかと」冷静に内側を観察する”目”を養いパニックにならないようにすることです。 二度目の陣痛を迎えると背骨が整い、腹部の調律点、3点が綺麗に出そろいます。 首と手首の三脈をとって、分娩に備えるなどの工...

「毎日の過ごし方について」その2

整体における妊娠と出産 その5 「母胎と胎児への愉気」 母胎への愉気のポイントは、まず後頭部です。それから首にも愉気をします。後頭部から首にかけては、腰の力と関係するところで、安産するための愉気の急所です。それから、腰です。お臍の後ろあたりに手を当てて愉気します。また、リンパの流れを良くする意味で、わきの下と内股も大切です。 それから、出産のときに息切れしないように胸椎4番(出産後、母乳の出がよくなる)。これは心臓の急所。あとは、胸椎10番。これは腎臓の急所。妊娠中は二人分の排泄をしなければいけないので、腎臓が活躍するのです。ご主人や家族の人やできる人に、なるべく毎日愉気してもらうことをおすすめします。   妊娠初期は、母胎の変動が激しいので、母体を中心に愉気をします。胎児の頭がはっきりし出したら、愉気の中心を胎児に移していきます。胎児に対する愉気は、お臍を中心におこないます。だんだん大きくなってきたら、少し下、胎児の頭の位置に愉気します。 妊娠中期に入ると、胎動が始まります。この頃からは、特に胎児への話しかけが大切になってきます。手を当てて愉気をしながら話しかけるのが良いでしょう。 妊娠中に一番、警戒する時期は3ヶ月目と7ヶ月目といわれております。整体では12週を超えて、はじめて赤ちゃんがお母さんのベッドに無事着床したとみなします。ですからそれまでの期間を注意深く観察します。 7ヶ月目が第二に警戒する時期ですが、この時期に激しく怒ったりイライラしたり、あるいは落ち込んだりブルーになったり感情の起伏が激しいと、未熟児の原因になったり、あかちゃんがお腹の中でへその緒を首にまきつけたりと逆子の原因になったりします。なるべく円満に過ごせるよう周りの協力も必要な時期です ので夫婦喧嘩や言い争いは控えましょう。 「散歩は毎日」 妊娠中の散歩は、連れはいりません。一人で歩くのが一番望ましい形です。この場合の散歩は、母親がお腹の赤ちゃんのために時間をとってあげるということで、胎児に対する愉気なのです。 散歩にはいろいろ効用があります。お腹が大きくなりすぎることもふせげますし、妊婦の腰が弱くなるのもふせげます。これは、安産へつながる大事なことです。 また、妊婦の中には歩かないでいたために、転びやすくなる人が意外に多いのです。転んだり打撲をしたりすること...

「毎日の過ごし方について」

整体における妊娠と出産 その4 「快適な毎日を」 妊娠中は、母体が精神的に安定した状態でいられるように、環境を整えることが大切です。母体の精神状態は、胎児に直接関わってきます。激しく怒ったり、イライラしたりするだけで、体調に変化が生じます。血液は酸性に傾き、ホルモンにも変化をきたします。それは母親と胎盤を通してつながっている胎児に直接影響してしまい未熟児の原因にもなったりします。 妊娠中は「母体」という特別な存在になっているということを、ご主人や、家族に理解してもらい、なるべく精神的に身体的に快適に生活できるようにしなくてはいけません。そして、日々楽しい、美しい空想に浸ることが、母体にとっても胎児にとっても大切です。 「妊娠中、気をつけること」 妊娠中に注意しなくてはいけないことは、体を冷やさないことです。特に足は冷やさないようにします。冷えると、体が捻れ、泌尿器(腎臓)の働きが悪くなります。妊娠中は、ただでさえ二人分の排泄が必要なときで、腎臓はとても負担が大きくなっています。妊娠中の冷えは、妊娠中毒・むくみ・難産につながります。 また妊娠初期は、お腹を冷やさないように気をつけます。(無理に温める必要はありません。) そして、「薬」は、どんなものでも一切飲まないことです。「これは、妊娠中でも大丈夫な薬です」などといわれても、飲まない方が良いでしょう。薬の常識は、10年もすれば大きく変わるものです。大丈夫といわれていたものが、大丈夫でなくなることも多々あります。また、全く副作用のない薬というものはありません。漢方薬でも同じです。 それから、車の運転などで、「ヒヤッ」としないように気をつけます。この「ヒヤッとする」ことは、意外と母体・胎児に悪影響を与えます。 また身体を捻って使うことは、難産や帝王切開につながります。 余談ですが、世界で一番帝王切開が多かったのはブラジルだったそうです。出産の八割が帝王切開での出産だったらしく、これはいけないと政府が日本の産婆さん達にきてもらい、日本の自然分娩に近いお産の技術を伝承したところ、あるていど回復したそうです。何故ブラジルでここまで帝王切開でなくては出産できなくなってしまったかはわかりませんが、身体を捻って使う国民性からか?あるいは世界で最初にアメリカの医療介入が盛んだったから...

「食事・つわり・運動について」

整体における妊娠と出産 その3 「妊娠中の食事」 妊娠中は、とにかく食べたいものを食べることです。栄養学的なバランスなどは無視しても良いのです。妊娠中、母体というのは、とても野生が強くなっています。ですから必要なものは本能的に食べたくなり、体に合わないものは食べたくなくなるのです。食べる量にしても、母体の要求にそって、食べたいだけ食べるのが良いのです。昔は砂壁を食べたくなって食べた人もいたそうですが、母子ともに健康に育っているそうです。 ただし、白砂糖のとりすぎだけは控えた方が良いといえます。白砂糖は、代謝されるときにカルシウムを一緒に体外に出してしまうのです。子供を産んだら歯が虫歯だらけになったなどという人は白砂糖の摂りすぎた人です。もっとも、多くの人は自然と白砂糖を使った甘いものが食べたくなくなるのです。黒砂糖・ザラメ・蜂蜜などは大丈夫です。 それから、サプリメントもおすすめしません。特定の栄養素の過剰摂取も害があります。 食品から摂る分には良いものでも、精製されたもの、特にその純度の高いものを体の要求を無視して摂ることは、良いことではありません。白砂糖なども精製されたものの代表といえます。 「つわり」 つわりは、骨盤の広がりの悪い人に起こります。嘔吐すると、下腹部にまでかなり圧力がかかりますが、同時に骨盤にもかなりの圧力がかかるのです。つわりの吐き気というのは、そうやって骨盤の動きを良くしようとする体の要求でもあります。今まで溜めてきた毒素を体外に排出することで赤ちゃんのベッドをつくっているのです。 この場合は、骨盤の広がりをスムーズにするように、腰の下の方の第5腰椎という所を押さえて愉気するだけでつわりはなくなります。 骨盤の動きを調整しても変わらないつわりは、体内の毒素の排泄のためと考えられます。 特に血中に毒素が増えることがあるような体の人は、胎児の健康な発育を守るために、排泄をおこなうのです。腎臓の働きの強くない人も、老廃物の排泄を助けるために、一時期つわりが続くことがあります。今までハードに仕事をしてきた方や目の使いすぎな方も続くことがあります。 「妊婦の運動」 妊娠しても、なるべく今まで通りの生活を変えない方が安産します。いやいやでなく自発的に動きたい気持ちがあれば、無理に仕事を休んだりしなくて良いのです。ただし、長く立ちっぱな...

「育てている自覚・胎教について」

整体における妊娠と出産 その2 「育てている自覚・愉気・語りかけ」 お腹の中の赤ちゃんは、受胎したときから新しい一つの生命として生きています。ですから、赤ちゃんがお腹にいるときから、育てているという自覚を持って生活することは大事です。特に、おへそを通して胎児に愉気すること(整体法の手当てのこと)、そして胎児に語りかけることは、とても有意義で大切なことです。 愉気とは、「気」 を集めて相手に伝えることです。 愉気の手法としては手を当てて気をおくるということが多いのですが、胎児に話しかけることも、笑いかけることも、みんな愉気といえます。 人間というのは、言葉以前に 「気」 で交流しているものです。 言葉を使って話すにしても、そこには相手に注意を集めるという、 「気」 の集注 ・ 交流があります。 そして、相手の 「気」 もこちらに向くから話が伝わるのであって、相手が上の空だったり、注意が他にそれていたら話も通じません。 すべての人間関係の元には 「気」 の交流があります。 胎児や赤ちゃんに対するときにも、注意を集めて、「愉気」 をしながら語りかけるということは、とても大切なことです。 「愉気」(気を集める)ということが、子育ての、そして教育の第一歩だと思います。 おなかの中の赤ちゃんは、とても 「気」 に敏感です。 生まれてからよりも、へその緒でつながっている胎児のときの方がかえって 「気」 の交流に敏感だともいえます。 お腹にいるうちから愉気を受けた子供は、産まれてからが違います。生まれつき生命力が充実しています。そして、要求もはっきりしていて、育てやすい子になります。特に、妊娠初期は、胎児の頭の働き、手足・眼球の動きの発達するときで、とても大切な大事な時期です。妊娠していることがわかったら、なるべく早くから愉気をすることをお奨めします。   また、胎児に話しかけることは、育てるという意味からとても大切なことです。胎児に優美な音楽を聴かせたりすることも、胎教としては良いことです。しかし、なんといっても一番大切なのは語りかけです。特に、胎動を感じだしたら、語りかけが重要になります。 胎児のうちから語りかけながら育てた子供は、感受性の豊かな、そして、気持ちの通じる子供になります。胎児には、理屈をいっても通じません。しかし、お母さんの心・気持ち、感情はダイレ...

「出産は体質改善の好機について」

整体における妊娠と出産 その1 整体では、母子ともに健康で安産するということはもちろん、妊娠 ・出産を、体を整え 「整体」 となるための、より健康に丈夫になるための機会としてとらえています。出産することを通して、女性がより健康に、より美しくなっていくことが、妊娠 ・出産における整体の大きな目的の一つです。 しかし、けっしてこうするべき・べからずということではありません。なかにはこれじゃなきゃいけないと、自分を追い込む人もいますが、すこやかに伸び伸びと妊娠生活を楽しむための整体の知恵ですので、色々な価値観に触れた上で”お産”を選択されればよいと思います。逆にパートナーの方がこうじゃなきゃいけない!となってしまう場合もあります。これはだれしも気をつけなくてはいけない部分ですが、どういう状況であれ、相手のストレスにならないよう配慮が必要です。お産は母子主体で行うものなので相手の選択を尊重できるように健やかに暮らすことが望ましいです。 このコラムがお役に立てれば幸いです。 「出産を通してより健康に」 整体では、妊娠出産を女性の体をより健康な状態へと導く大切な機会として考えています。妊娠・出産というのは、女性の体の大きな変化のときです。一つの生命を体内で育て産み出すという、奇跡ともいえることをおこなってしまうときなのです。このとき女性は、体質や体内の変化によって、「母体」といういつもの自分とは全く違う、特別な状態になります。 「母体」となった女性の体は、生命力・自然治癒力・新陳代謝がとても旺盛になります。そして、女性が、産まれてからずっと抱えていた、体のトラブル、つまり体質といわれているようなものでも、改善できるチャンスです。また、治りにくいといわれているような病気でも、自然な妊娠・出産を通して治ってしまうことが多々あるのです。 そして、妊娠 ・ 出産は、女性の体の中心である骨盤が大きく変動し、体が大きく変わる特別なときでもあります。そのため 出産をきっかけに体を壊す人もいますが、逆に体質を改善し、今まで抱えていた異常を払拭する好機でもあるのです。 「妊娠するということ」 妊娠したということは、無事赤ちゃんを産むことができる体の状態にあるという証拠です。無事に出産できない体であれば、基本的に妊娠はしません。このことを知っておくことは大事なことだと思います。妊娠したか...

「女性の身体の繋がり」について

女性の整体 その4   「女性のからだのつながり」   ~手 ・ 足と生殖器のつながり~ 女性のからだの中で、下肢(脚 ・ 足)というのは生殖器(子宮 ・ 卵巣)と深い関係があります。最近は女性同士でも、脚の細い女性がもてはやされているようですが、あまりに細い脚は生殖器系の発育が不十分であるということを示します。 大人になっても、小・中学生のようなヒョロヒョロと細い足だったら、生殖器系の働きが十分でない可能性があります。生殖器系の成熟した女性は、やはりそれなりの大人の脚をしています。 生理が不定期だったり、不妊で悩む人の中には、脚が極端に細い人が多くいます。そして、細いのも、ただ細いというのではなく、やはり未成熟な感じの残る、独特の脚の細さです。 では、太ければいいのかといえば、もちろんそういう意味ではありません。足が太い場合にも、生殖器系の異常とつながっていることがあります。特に、足首が太い場合は、卵巣の機能が悪いことがあります。 そして、不妊症の人の多くは、足首の関節に狂いがあります。 (股関節の異常のこともある) 足首の狂いの原因は、古い捻挫であったり、骨盤や股関節の歪みの影響であったり、いろいろですが、共通しているのは、足首自体に異常感がないということです。始めは痛みや違和感があったのでしょうが、異常が長く続くと、だんだんその部分が鈍くなって、痛みや違和感を感じなくなってしまうのです。 そして、異常感を感じていないということは、からだが治ろうとしていないということでもあります。からだが、異常を異常と認識していないのです。 足首が太いという場合、多くは、脛骨 ・ 腓骨の間が広がっています。 脚の膝から下というのは、内側の脛骨と外側の腓骨の二本の骨があります。脛骨の下端が内くるぶし、腓骨の下端が外くるぶしです。 足首の関節というのは、この脛骨 ・ 腓骨と、いくつかの骨から形成されています。そして、足首の関節がおかしくなってくると、この脛骨と腓骨の間が広がってくるのです。そのせいで、足首が太くなるわけです。 足首の故障で、脚が太くなっている場合は、足関節の調整で細くすることができます。そして、足首を細くすること自体が、生殖器系(婦人科系)の働きを正すことであり、女性を健康にすることでもあります。 (昔の着物を着た女性達は足元が草履や下駄だった...

「骨盤は女性の身体の中心」について

女性の整体 その3 「骨盤は女性のからだの中心」 骨盤は女性のからだの中心です。 女性のからだのリズムは、骨盤の開閉によって決定されています。 骨盤は、小さな周期では、排卵 ・ 月経のリズムで変化します。 また、妊娠 ・ 出産では、10ヶ月かけて大きく開ききり、やはり数ヶ月かけて元の状態へと戻っていきます。 最も大きな周期としては、思春期のホルモンの変動期から、妊娠出産が可能な時期をとおして、閉経を迎えるという、一生という長いスパンで骨盤の状態は変化しています。 そして、その 「骨盤の変化」 は、常に 「からだ全体の変化」 と連動しているのです。 骨盤は女性のからだを調律している中心です。 ですから、女性のからだの調整も骨盤の調整が中心になります。 そして、実際のからだの調整では、骨盤を中心に、第1 ・ 3 ・ 4腰椎、第3 ・ 4胸椎(乳腺の関係)、第11胸椎(卵巣)などが、調整のポイントになります。 特に第11胸椎(卵巣系)の捻じれは生理痛や様々な身体の不調を生むことになります。 これらの部位は、みな女性が女性であるための機能と直結しているところです。こういうところの変化を丁寧に観察し、調整し、感じれる様にしていくことが、女性のための整体法・ 身体調整の基本になります。  「男性の骨盤」  ~ omake ~ 女性にくらべると、男性の骨盤の動きは、微々たるものです。 上下 ・ 前後の動きはそれなりにありますが、全体としてみると、女性とくらべればかなり動きがすくない様に思います。 この骨盤の動きのダイナミックさが、女性の生命力が男性より強い理由なのだと思います。男性のからだは変化に弱く、いざというときには意外ともろいものです。 整体の技術で体の調整をしていても、女性のからだは変動も大きい分、変化に強く、病気なども治りやすいのです。   妊娠 ・ 出産の機能を持たない男性のからだは、女性にくらべると単純で変化に乏しいつくりになっています。男性のからだは変化に対応する能力が乏しく、単純なつくりの割に、からだの異常も治りにくいのです。 からだの面からいうと、女性のからだは男性より、ずっと緻密にできています。  

「骨盤の開閉」について

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女性の整体 その2 「骨盤の開閉」 思春期以後、女性のからだは女性ホルモンの働きによって、「子供を産み、育てる」 ということを最優先にからだは成長し、からだのリズムを刻むこと言われています。そして、その働きは、閉経まで続きます。 では、女性ホルモンが引き起こすからだの変化とは、どういうものなのでしょう。 ここでは、西洋医学的に観察されるミクロの変化ではなく、実際に感じられるからだの変化として見てみたいと思います。 妊娠 ・ 出産を可能にする、女性のからだのリズムは、排卵 ・ 月経という形であらわれます。 約28日周期で月の満ち欠けのリズムと同期して、排卵と月経をくり返しています。 この排卵 ・ 月経のリズムに合わせて、女性の身体にある変化が生じています。 それは、骨盤の変化です。 骨盤は、動かない一つの大きな骨だと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、おしりの上の方に、仙腸関節という左右一対の関節があり、その仙腸関節を中心として、上下・ 前後 ・ 開閉と、さまざまに動いているのです。 特に女性の骨盤は、開閉の動きが大きく顕著です。 最も代表的な例は、妊娠出産です。 妊娠すると、胎児の成長に合わせて、骨盤はだんだんと開いていきます。 そして、出産時には、骨盤が大きく開大します。 骨盤が十分に開ききることで、自然な出産ができるのです。 そして女性の場合、骨盤の開閉は、排卵 ・ 月経とも密接にかかわっています。月経を迎えると骨盤は開いていきます。骨盤の開きは、月経2日目で最大となります。その後徐々に閉まりだして、排卵前後に最も閉じることになります。(月経直前が最も閉まる人も少なくない) 排卵 ・ 月経のリズムが自然であるためには、骨盤の開閉がスムーズであることが必要です。このリズムの乱れやすい方は、骨盤になんらかの不都合があると考えられます。 月経の直前にイライラするという人が結構いますが、これは、月経直前に開こう開こうとしている骨盤が、つっかえてうまく開けないことによって起こります。身体を捻って使う人に多句見られます。 骨盤の状態というのは、精神状態と密接な関わりがあります。 骨盤が閉まると、からだのエネルギーが集中し、気分は昂揚してきます。 それがいきすぎると、イライラしたり、ヒステリックになったりします。 骨盤が、開くべきときに開かないでつか...

「女性の身体」について

女性の整体 その1 女性のからだと男性のからだは大きく違うものです。女性のからだは、子供を産み育てるための働きを有しています。そして、思春期から閉経を迎えるまでの間は、その働きを中心に女性のからだは動いているともいえます。 「女性のからだ」 女性のからだと男性のからだは、一般に考えられているよりも大きく違うものです。 医療でも、仕事でも、スポーツでも、男女のからだを同じものと考えて対処すると、いろいろとうまくいかないことが起こってきます。 では、女性のからだが、男性とくらべて、何が大きく違うのでしょうか? 人間として生きていくための器官や機能は、男女でほとんど変わるところはありません。心臓も、胃も、手も足も、男性と女性で、そう変わるところはありません。 サイズや筋肉量などにやや差 があるくらいで基本的には同じです。   ただ、唯一違っているのは、「子供を産み ・ 育てる」 ための器官と機能が、女性にだけ備わっています。違いといえばそれだけなのですが、実は、そのことが、男性と女性をまったく違う生き物にしているのです。 女性には、卵巣 ・ 子宮があります。 男性には、精子をつくる睾丸があり、精巣があります。 解剖学的に、目に見える器官の違いはそれぐらいです。 後は、外性器が違うだけです。  (脳にも若干の違いがあり、左右の大脳半球をつなぐ「脳梁」は、女性の方が大きい) しかし、妊娠 ・ 出産が可能な女性のからだは、体のあり方の根本が男性とはまったく違います。 妊娠 ・ 出産にともなうからだの変化というのは、とてもダイナミックで繊細です。  まさに生命の神秘ともいえます。 ただ単純に、卵巣があるから、子宮があるから、可能になるなどというレベルのものではないように思えます。 妊娠すると、女性の体は「母胎」という、今までとはまったく違う体に大きく「変身」 します。 それは、まさに 「変身」 というべきからだの変化です。女性のからだにのみ備わっている能力であり、からだの資質です。    そして、女性の体というのは、思春期に月経が始まって以後、閉経までは、いつでも妊娠 ・ 出産が可能なように、体はその準備をしつづけています。 初潮を迎えてから閉経まで、その能力を常に保持し続けています。 そして、生命のリズムともいえる 「...