「骨盤は女性の身体の中心」について

女性の整体その3

「骨盤は女性のからだの中心」

骨盤は女性のからだの中心です。 女性のからだのリズムは、骨盤の開閉によって決定されています。

骨盤は、小さな周期では、排卵 ・ 月経のリズムで変化します。 また、妊娠 ・ 出産では、10ヶ月かけて大きく開ききり、やはり数ヶ月かけて元の状態へと戻っていきます。
最も大きな周期としては、思春期のホルモンの変動期から、妊娠出産が可能な時期をとおして、閉経を迎えるという、一生という長いスパンで骨盤の状態は変化しています。

そして、その 「骨盤の変化」 は、常に 「からだ全体の変化」 と連動しているのです。 骨盤は女性のからだを調律している中心です。 ですから、女性のからだの調整も骨盤の調整が中心になります。

そして、実際のからだの調整では、骨盤を中心に、第1 ・ 3 ・ 4腰椎、第3 ・ 4胸椎(乳腺の関係)、第11胸椎(卵巣)などが、調整のポイントになります。
特に第11胸椎(卵巣系)の捻じれは生理痛や様々な身体の不調を生むことになります。
これらの部位は、みな女性が女性であるための機能と直結しているところです。こういうところの変化を丁寧に観察し、調整し、感じれる様にしていくことが、女性のための整体法・ 身体調整の基本になります。 



「男性の骨盤」 ~ omake ~

女性にくらべると、男性の骨盤の動きは、微々たるものです。 上下 ・ 前後の動きはそれなりにありますが、全体としてみると、女性とくらべればかなり動きがすくない様に思います。

この骨盤の動きのダイナミックさが、女性の生命力が男性より強い理由なのだと思います。男性のからだは変化に弱く、いざというときには意外ともろいものです。

整体の技術で体の調整をしていても、女性のからだは変動も大きい分、変化に強く、病気なども治りやすいのです。
 
妊娠 ・ 出産の機能を持たない男性のからだは、女性にくらべると単純で変化に乏しいつくりになっています。男性のからだは変化に対応する能力が乏しく、単純なつくりの割に、からだの異常も治りにくいのです。 からだの面からいうと、女性のからだは男性より、ずっと緻密にできています。

 

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