「育てている自覚・胎教について」

整体における妊娠と出産その2



「育てている自覚・愉気・語りかけ」



お腹の中の赤ちゃんは、受胎したときから新しい一つの生命として生きています。ですから、赤ちゃんがお腹にいるときから、育てているという自覚を持って生活することは大事です。特に、おへそを通して胎児に愉気すること(整体法の手当てのこと)、そして胎児に語りかけることは、とても有意義で大切なことです。

愉気とは、「気」 を集めて相手に伝えることです。 愉気の手法としては手を当てて気をおくるということが多いのですが、胎児に話しかけることも、笑いかけることも、みんな愉気といえます。 人間というのは、言葉以前に 「気」 で交流しているものです。 言葉を使って話すにしても、そこには相手に注意を集めるという、 「気」 の集注 ・ 交流があります。 そして、相手の 「気」 もこちらに向くから話が伝わるのであって、相手が上の空だったり、注意が他にそれていたら話も通じません。 すべての人間関係の元には 「気」 の交流があります。 胎児や赤ちゃんに対するときにも、注意を集めて、「愉気」 をしながら語りかけるということは、とても大切なことです。 「愉気」(気を集める)ということが、子育ての、そして教育の第一歩だと思います。

おなかの中の赤ちゃんは、とても 「気」 に敏感です。 生まれてからよりも、へその緒でつながっている胎児のときの方がかえって 「気」 の交流に敏感だともいえます。

お腹にいるうちから愉気を受けた子供は、産まれてからが違います。生まれつき生命力が充実しています。そして、要求もはっきりしていて、育てやすい子になります。特に、妊娠初期は、胎児の頭の働き、手足・眼球の動きの発達するときで、とても大切な大事な時期です。妊娠していることがわかったら、なるべく早くから愉気をすることをお奨めします。
 
また、胎児に話しかけることは、育てるという意味からとても大切なことです。胎児に優美な音楽を聴かせたりすることも、胎教としては良いことです。しかし、なんといっても一番大切なのは語りかけです。特に、胎動を感じだしたら、語りかけが重要になります。

胎児のうちから語りかけながら育てた子供は、感受性の豊かな、そして、気持ちの通じる子供になります。胎児には、理屈をいっても通じません。しかし、お母さんの心・気持ち、感情はダイレクトに伝わります。愛情を持って語りかけることはとても大切なことです。

愉気は、胎教の最初の一歩であり、最後まで一番大切なものです。 お母さんや周囲の人の愉気を受けて産まれた子は、生まれつき生命力が充実しています。そして、要求もはっきりしていて、心の通じる育てやすい子になります。

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