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仕事納め

 今日で今年最後の稽古おさめに仕事おさめ。 今日の稽古は今年のそうまとめ。基本に戻って同化感覚の稽古を。 白山稽古会から出稽古にK君来訪。 総勢七名、終わってから皆で大掃除をして一服。 来年のからの段取りをして解散。 来年からは茶室、「好来庵」が稽古会場となる。 新年一発目の稽古は定番の筆動法での書初めとなるだろう。 今年だったか?去年だったかの抱負は「一座建立」だったかな? しっかりかなったことと思う。 とにかく今年は濃かった。働いた。動いた。頑張った。そして本当にたくさんの人達に助けられた。 古く途切れた縁もあれば、新しく結ばれた縁。ちょうどいいタイミングですべてが展開していった。その絶妙、不思議さを淡々と感じ取れる一年であった。 少しは全生できたかもしれない。 ほんとうにおもしろい一年であった。 皆様にとってはどうだったでしょうか? 来年もまた愉しい年にしましょう。 それでは佳いお年をお迎えください。

2021年 1月・2月の予定

二〇二一年 一 月・二月の予定についてお知らせします。 今年は本当に怒涛の年であり、なんだか時間がすごい凝縮され一年以上の密度があったような気がしています。世間ではコロナがあり、自分事としては祖母が亡くなり、、長男が小学生になり道場が新しく変わり、最後の最後に免状を頂くことになったりと。 公私ともに変化のある年であり、環境も生活もガラッと変わるような年でありました。 世間とは真逆に歩を進めた訳ですが、その結果どうなったか?まあ見ての通りだと思います。本当に色々なことがあり、こうやってブログを読み返しても「俺は一体、何者なのだ?」と思い、なんか凄いなと思ってしまいます。 さて、来年からは本式に身体教育研究所の道場として活動していけることとなりました。 思えばここまで一〇年ちょっと。やっと指導者としてスタートラインに立てたという感じです。道場としての形も整ってきたので今まで以上の活動ができそうです。 風狂知音もやっと呼べそうです。 ・「予約・稽古日程」欄から5か月先の稽古日程が見れますのでスケジュールを立てる参考にしてください。 ・次に参加できる京都公開講話は1月期になります。 身体教育研究所の活動、身体に関する思想、技法が学べます。 整体がどのように身体を見てきて、どのように育てていくのか?がい実技を通して学べます。未会員の方でも参加できますので興味のある方はご一報ください。 ・動法講座・稽古会は未会員の方でも初回に限り見学は可能ですが、二回目以降の参加は整体協会入会の必要がございます。  会員の皆様には、毎月、機関紙「月刊全生」が郵送されます。 詳しくは楽縁堂にお越しの際お尋ねください。  初心者の方は要予約となりますので右記メールフォームにて、 1、お名前 2、連絡先 3、参加動機 を添えてご送信下さい。 最新版のスケジュールは 予約・稽古日程 欄を。 稽古種目・内容については 動法稽古会 欄をご参考ください。 日程が変更される場合がありますので、こまめにご確認ください。

百年水

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いつも水汲みに行っているところに行ったら流石にこの雪で道がふさがっていて入れない。 こうなると、冬の間はどうやってお茶とコーヒーを沸かそうか?という問題が出てくる。 もちろん水道水は使えるが、やはり湧水で沸かすのと全然違う。 そういえば福光屋に湧水あったなー。と思いだし、近場でいいかもと思っていたら、 今日、会員さんから同じことを言われる。 これは行けということなのでさっそく、お水を頂に伺うことにした。 百年前のお水とある。福光屋さんの創業者はこの水に感動して、この地で場所も動かずずっと酒造りをしているとか。 どうりで酒がうまいわけだ。 特に加賀鳶の辛口はうまい。日本酒は辛口に限るが加賀鳶はうまい。 もうまったくと言っていいほど酒を飲むことはなくなったが、20代の時などは結構な酒飲みだったので、癖の強い酒が好きでテキーラ、泡盛、ラム等、一通り飲んでみたが、日本酒で地元のお酒はやっぱり加賀鳶だったのだ。   もうすぐお正月だからこの日だけは一年に一回だけ飲んでもいい日としている。 今年はやっぱり加賀鳶かな? おっとその前にお茶とコーヒーを入れてみないと。

before after vol.17 茶室 飾り障子をガラス窓に!?

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 毎日寒い。金沢ではこの間初雪。すぐに溶けたが やはりここは山だからかとにかく寒い。 そろそろ茶室の飾り障子が気になってきた。 それもそのはず。竹が組んであるだけで外とそのままつながっているのだ。 この飾り障子は茶室と母屋を結ぶ廊下にあるのでここから隙間風がビュービュー吹き込む。 どうしようかと思い型ガラスを内側からはめ込むことにした。 そうと決まったらさっそく調べて注文。 障子と壁の間が50mmあるので、厚さ40mmの型ガラスを注文することにした。 これは曇りガラスだから腰掛けからも廊下側からもぼんやり見えることとなる。 幅1200mm×高さ750mm位ギリギリのガラスを注文してかぱっとはめ込んだ。 横に木枠を作って支えにしようかと思ったが、なかなか難しそうなのでコーキングすることにした。 ↑これであちらからもこちらからもはっきり見えない。 なかなかいい感じ。 おされに仕上がった。 あとは必要あらば縦にもコーキングしてもいいが、まあ大丈夫だろう。 外側にもガラスを張ってペアガラスみたいにすれば断熱効果も出るが、 はめ込み式の雨戸をする予定。 まあそれで充分でしょう。 一個ガラス問題が片付いたらもう一個問題が出た。 指導室の雪見障子にもガラスを入れなければいけないのだが、ふつうは20mmのガラスを入れるらしい、しかし、一般企画では30mmのガラスしか扱っていないらしく、建具屋に枠ごとこさえてもらう必要が出てきた。 まあ、知り合いに建具屋もいたので年内にこの問題も片付きそうだ。 追記  やっと雪見障子にガラス戸が入った。 なんとか年内に間に合った。 これで少しは寒さがましになったかな。

年末にぽちっと・・・

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以前、友禅作家の方とお話ししていた時に、着物をどう洗うかの話になり、 たらいで水洗いしているから手がかじかんで大変だ、と伝えるとそのかたは蒸気であらうといいですよ、と教えてくれた。 クリーニングにだすもんだと思っていたら、スチーム製のものがあると教えてくれ、 ほー、なるほどハンガーもついているのか?これなら良さそう。とAmazonの年末セールで同じものが出ていたので思わずぽちっってしまったのだった。 早速とどいたので開封してつかってみるとこれは良い。 竿の部分が伸びるしズボンフックもついているので袴も洗えるし、ハンガーの部分に着物用の伸縮ハンガーもかけれるので着物も洗える。 これはいい買い物をした。 これに竹炭洗剤や灰の洗剤を混ぜて洗うことにすると結構きれいになった。 これで手がかじかむことはもうないだろう。 あまりに嬉しくて袴を全部洗うことに。 スッキリした。  

before after vol.16 竹の伐採 真竹

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 さあ、今日の現場はこちら。 昨日の話では用水を渡って向こうの林から竹を取ってくる予定だったが、思った以上に水かさが深く、持っている長靴では対応できないので、急きょ近くにあった神社で竹をとらせてもらうことに。 この裏手に林があり、その向こうに用水が横に走っている。 立派な鳥居の横には立派な杉の木が。 お参りして竹を取らせてもらうことにする。 鳥居を抜けて、ここの林の竹を取らせてもらうことにして、叔父から段取りを聞かせてもらい、竹の裁き方・道具の扱い方を習う 竹の向いている方向にのこぎりで10mmほど切れ目を入れ、反対側から引いていく。 すると進行方向に倒れる。根元を引っ張って完全に倒し、4尺寸で切り刻み、上の方の節から出ている枝やササはのこぎりの背で落とすか、ハサミで切って処理していく。 出たごみは一か所にまとめて自然に還ってもらう。 直径にして4cmほど。高さは4尺に揃えるが節ギリギリのところで切る。 そうすると蓋になるので上に向けて建てる。 筒上になっている方を上に向けて建てるとそこに雨がたまってしまうからだ。 百本くらい切ったところで、山なりがして一雨来そうな気配なので、今日はこれで終了。 のはずが、急に男結びを覚えろというので習うことに。今度は庭師に弟子入りのようだ。 男結びというのは遊びのない結び方らしく。竹垣を組む時に必要らしい。 親方のやっていることを全て真似しろ、といきなり叩き込まれるが、なんせこの男、口が悪い。何度もダメだしされ、アホだの馬鹿だのいろいろ言われる。 そろそろうるさくなってきたので、手本を動画に収めて家で練習することにして、弟子入りタイムは終了。ほんとにうるせえ。こりゃ一回結婚失敗するわけだ、とは死んでも言えない。 まあ、そんなこんなで大体は材はそろった。 神社の周りも綺麗になったので神さんは喜んでいるかもしれない。 雨が降る前にさっさと引き上げることにして、一旦叔父の家に行くことにする。 お目当てはこれ。ロケットストーブ。 床下暖房でオンドルを考えたが、北陸の湿気にはどうにも難しいみたいなので、 代わりにこれはどうだろうか?と。これなら廃材でもちょっとの材料で火がたけるし、それを熱源にしてお湯をわかして配管につなげば温水式の床下暖房ができる。 後は配管の材料と断熱材とポンプがあれば自作で行けそうだ。 なんせ石油でも電気依存でもないと

before after vol.15 竹の伐採 篠竹

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 今回は竹垣用の竹を取りに山にきた。 先ずは叔父と寸法図を広げて打ち合わせ。何がどれだけ必要かを相談しいい案にまとまったので材になるべく竹を見に行くことにする。 目の前に広がっているのは篠竹の林。 この柔らかくしなるので、表に三本セットで組み、裏に太い竹一本で組んでいくことにしたので、細い竹の方だ。とにかくたくさん本数が必要なので、車でドライブがてら山を見回り、林を見つけては伐採し、トラックに積み込む。 節から出てるササを山道具でむしり、はさみ、のこぎり、山刀でささを落として、4尺できる。ごみはまとめて崖下に捨て自然に帰ってもらう。 こちらは孟宗竹の林。 表面からろうが噴き出るらしく、白っぽくなる。直径は太いが今回はこれは使わない。 ろうを落とす磨きが大変だし、あまりいい色にならないらしい。 さっきの篠竹が女だとすると、こちらは間違いなく男、対にはなるがなんというか男臭すぎて少しくどい気がする。 ということで見送り。 こちらは真竹の林。竹細工などに使われるのはこちら。 さっきの孟宗竹とは違う感じでこれも男という感じがするし、篠竹とも合そうなのでこちらを使うことにする。 今日の作業はこれで終わり、明日はこの真竹の伐採をすることにして終了。 この横に部落と部落を通すようにずーっと用水が走っていて、その横沿いにこの真竹が群生していて、雪が積もると用水にかかるらしく、どのみち毎年切っているらしい。 だから、取って行っても全然問題ないらしく、むしろどうぞどうぞ!という感じらしい。 部落の人間に話はつけてあるとのことだった。明日は用水に入ることになりそうなので長靴を用意することにして、午後から雨だから午前中にやっつけてしまおうということで話がまとまり叔父と別れて帰路についた。 さあ、午後からは着物に着替えて仕事である。

before after vol.14 塀

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茶室が一区切りついたし合同稽古会も終わったので、次は庭の整備を考えていくことにする。 まずはここ。隣の蕎麦屋との境がフェンスになっている。 これが茶室・稽古場にふさわしくない。 表の方はコンクリート塀からの立派な表門なのに、駐車場の蓮如像前から歩いてくるとこのフェンスが丸見え。劣化もしているしこれを竹垣に変えていこうと思う。 長さにして大体約16m位かな。 これに高さをコンクリート塀の高さに合わせて4尺くらいにして 表に細竹、裏は太竹を交互に編んで横に抑えで6尺くらいの竹を使おうと思う。 フェンス網は解体して基礎だけ残し、その基礎に2×4材で柱をこさえて、その間に竹を編みこんでいくこととなる。 またまた庭師の叔父が全面的に協力してくれるのでほんとに頼りになる。 設計図を作って来いと言われて、寸法図・参考写真を見せに言ったら、素人が冒険しすぎるな!と散々だめだしされ、結局この案に収まった。 こんな感じで向こうが透ける感じにまとめたい。 どこかにこんなんいれてもおもろいかも?と写真見せたら、できることからやれ!とおしかりを受けてしまった。ごもっとも。 茶室周りを見て回っていたら基礎も結構痛んでいるし、床下吹き抜け口もところどころやぶれているので、ここも修理が必要。ネズミとかイタチが入り込んだら厄介だ。 さてさて、やっと竹垣に着手できることとなったが、12月中~冬の間、暇を見つけて竹の伐採・材料集めに奔走することとなりそうだ。 冬の間はそうして干して乾かし、組むのは来年の4月ころかな。

観光

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 日曜日は合同稽古会を終え、宿泊者で軽い朝食を済ませ、日差しもよく温かい心地よい。 まず、角南さんを松任ふるさと会館まで送っていき、改装した館内を一回り、 暖房設備が各部屋までいきわたり、すべての部屋に畳がいきわたった居てかなり豪華で綺麗。めちゃくちゃいい場所へと変貌を遂げていたのでびっくり。庭も相変わらずのすばらしさ。 それからまだ時間があったので、皆で中川一政記念館へ。めずらしく一政の書の展示だと言う。しかも12月から始まったばかりだったらしい。 圧巻!96の時の書があったが、お題が「正念場」96でこんな言葉がでるだろうか? 絵画もそうだが、ある集注の深さに入るとスーっと何かが動き始める。 随所随所に書いてある一政自身の言葉がまた素晴らしかった。 次に横にある加賀の千代女の俳句館へ。 こちらは情報量も多く、現代らしいしつらえになっていた。 そこから皆でコーヒーを飲んで、角南さんと別れ、佐藤さんたちと観光へ。 目指すは白山ヒメ神社へ、お土産もここでそろえてもらって、参拝する。 内観稽古者とまわるのはすごく面白い。普段、自分が発見していないところまで細かくとらえて楽しんでくれているようだった。 それから外側環状から卯辰山経由で道場へ。通り道は紅葉が素晴らしく、度々減速しながらの車行脚であった。 道場でコーヒーを飲みながら談笑して、東茶屋街を練り歩くことに。 歩いて五分で情調ある街並みが出てくる。 なんだかすごい人だかり、だいぶ客足がかいふくしたみたいだが、それにしてもすごい数の人、関西からのサンダーバードも東京からの新幹線もほぼ満員だったらしい。 ニュースでの大阪・東京の感染状況の話は深刻だが、目のあたりにしている風景はそれとはまったく違う世界の出来事のようだ。 東山散策を終えて腹も減ったので、近くの回転寿司屋へ行くことにした。 すしくいねえだったかな?すいていたせいかネタも上手く、相当満足。 それから今度は近江町へ向かい、エムザ裏に在る喫茶店でコーヒーを飲みながらまたしばし談笑。 それから金沢駅まで佐藤さんを送り、また東京でと挨拶をし別れた。 昨日のきょうに続いての濃厚な一日であった。 初めて地元を観光した気分。行きなれた場所であっても人が変わると新鮮な発見が山ほどある。初めて訪れた場所もあったりで、こちらもずいぶん楽しませていただきました。 やはり誰とどこで何を

石川合同稽古会vol.4 終了

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 石川合同稽古会、無事終了しました。 参加された皆様、お疲れさまでした。 また、たくさんの差し入れ等、遠方からのご参加ありがとうございました。 今回はぎりぎりまで迷っていたのと他に気をとられていたので告知も遅れ、会場場所の状況もあまりわからなかったので宣伝等は関係者のみとし、少人数規模での開催でしたが蓋を開けてみれば超濃密、濃厚な稽古会でした。 しかも三コマで低価格での実現。かなり贅沢な時間だったと思います。 日本◯販でもあそこまでの値段設定はできなかったことでしょう。 そして恒例の温泉からの食事タイムも、その空気を保ったままでの突入でした。 もし、二日目も開催していたらどうなっていただろうか?と考えてしまいます。 それくらい一日の密度が濃い稽古会でした。 こんな時間・空間をここ金沢で会員の皆様と持てたことをうれしく思います。 ありがとうございました。 またやりましょう。次は来年4月を予定しております。

before after vol.13 茶室 床の間&水屋

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茶室の仕上げがやっと終わった。 今回は残っていた床の間と水屋。 40キロ注文した珪藻土は少し余るくらいでなんとか仕上がった。 障子と襖が入っていい感じ。 柱や棚、鴨居に敷居などの木建材はすべて蜜蝋ワックスをスポンジで塗り上げ終了。 床の間二の床柱の虫食いがすごいので皮をすべて剥がして柿渋としょうのうの渋炭なるものを塗ってもいいかもしれない。 飾障子などの細かいところはぎりぎりまでこてを押し当て内から外に向うように滑らし、段差を塗り上げ、細かいところは刷毛で仕上げる。 刷毛の仕上がりもなかなか面白くて、今度、機会あったら一面刷毛で塗っても面白い。 自分でいうのも変な話だがなかなかの仕上がりだと思う。 左官屋二軒にスカウトされてしまった。 プロの仕上げ方には色々な種類があるらしいので、まだまだ程遠いが素人にしては綺麗な方だろう。 まあ、前回でも書いたが身体ができていればなんでもできる、という事の一つの証明になったと思う。 内装はだいたい以上だが、あとは細かいところで玄関の照明のリペアと廊下飾窓の障子の間にガラスを張りたい。冊子をどうこしらえるかが問題だが何とかなるだろう。 後は外壁、と床下吹き抜け口をどうするかだが、吹き出し口はホームセンターでも売っているし、来年中に何とかなるだろう。 お披露目は今年中にして使用は来年初旬から稽古場として再出発できそうだ。 愉しみである。  

十二月・二〇二一年一月の予定

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 十二 月・来年一月の予定についてお知らせします。 月末京都お疲れ様でした。 この日は行く先々で虹がかかっており、幸先よい旅のスタートでありました。 さて合同稽古会まであとわずかとなりました。 無事開催されることを願うばかりです。 今回東京からお呼びする佐藤さんには和語と身体の関係について稽古してもらうつもりですが、当日まで何が飛び出すかまったくわかりません。 しかし、期待以上の稽古をして下さることは間違いないので、会員の皆様もまた新たな身体を発見することとなると思います。 来年から昼の稽古を平日に増やします。 とりあえず内容は普段の集団稽古会と趣を変えようと思います。 一日は筆動法を復活させ、一日は個人教授会なるものを開催する予定です。 普段我々が稽古会で稽古する身体は言わば季節性の身体なので、この個人教授会は各技法に焦点を当てた内容にしようと思っています。 何名かの参加でも可能なので、リクエストがあれば対応できる稽古会になると思います。 ・「予約・稽古日程」欄から5か月先の稽古日程が見れますのでスケジュールを立てる参考にしてください。 ・次に参加できる京都公開講話は1月期になります。 身体教育研究所の活動、身体に関する思想、技法が学べます。 整体がどのように身体を見てきて、どのように育てていくのか?がい実技を通して学べます。未会員の方でも参加できますので興味のある方はご一報ください。 ・動法講座・稽古会は未会員の方でも初回に限り見学は可能ですが、二回目以降の参加は整体協会入会の必要がございます。  会員の皆様には、毎月、機関紙「月刊全生」が郵送されます。 詳しくは楽縁堂にお越しの際お尋ねください。  初心者の方は要予約となりますので右記メールフォームにて、 1、お名前 2、連絡先 3、参加動機 を添えてご送信下さい。 最新版のスケジュールは 予約・稽古日程 欄を。 稽古種目・内容については 動法稽古会 欄をご参考ください。 日程が変更される場合がありますので、こまめにご確認ください。

冬支度 その三 コロナ

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段々と寒さが増し10度を下回る日も増えてきた。 日中はまだ過ごしやすい日が多いが、木枯らしも舞い、これで霙が降ってこようものなら金沢の秋である。曇り空が増し12月頃に初雪が降れば例年通りといったところだろうか? せめて合同稽古会が終わるまではそんなに寒くなってほしくないが山の天気だ。 きっととてつもなく寒い。 道場もやはり山の中なので寒い。 茶室は床下からの湿気対策はしたものの母屋はやはり寒く、廊下や縁側に畳や毛氈は引いたが、本格的に暖房器具の出番である。 茶室にはffファンヒーターを設置。 これで玄関側に障子をいれればいくらか増しになった。 というか大分暖かい。南縁側の方まで風が回っているようだ。 なかなか優秀。 母屋指導室一には火鉢を入れてみたものの身体は温まるが部屋は温まらない。 使っている炭がいいせいか夜に灰を被せておけば朝に灰を出すとまだ燃えている。 やはり火が見える生活はいい。 煙も少ないので一酸化炭素中毒の心配はなさそう。 とはいえ、各部屋に暖房器具を入れての生活はコストがかかりすぎるのし、あまりものも増やしたくない。薪ストーブでも入れたいところだが、それをやるには外壁を剥がして断熱材をいれる必要がある。 とりあえず今年は様子を見ようと思っていたが、会員さんが鼻をすすってばかりいるのもアレなので業務用ストーブを買って置くことにした。 調べてみると最近の業務用ストーブは性能もコスパもいいものが多く、家庭用ストーブよりも断然いいらしい。灯油は18Lと大容量だが最初に最大火力にして家全体を暖めてから最少火力に持っていけばエネルギー効率はかなり節約できるらしい。 このストーブは天板が熱くならないタイプで火芯と天板の間にファンがついているのでストーブの熱で回り風が全方向に回るので、指導室二の真ん中において全部屋ふすまや戸を開けて使用してみたが、暖かい空気が家全体を包むのでなかなかいい。 31畳タイプと迷ったが値段も5千円ほどしか変わらないので思い切って上限44畳タイプのやつにしてよかった。 応接間の方まで空気がいくのはかなり助かる。 色々と出番が減る暖房器具も増えそうな予感。 形はアレだがまあ仕方ない。 これで外見もトヨトミ社のランタン型とかだったらもっといいんだが。 事務所と台所以外は先ほどの大容量のやつで事足りそうだが、事務所にはこれ。 コアヒートというやつ

before after vol.12 茶室

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 さて、今回は茶室の壁塗りである。 結局、壁の色は色々とサンプルを取り寄せ、diyパレットさんから購入。 ヒノキチオール配合天然素材の珪藻土を注文。色はカーボンブラックとあるが炭黒色である。今回は小手仕上げの練済みのものを注文したので攪拌機の出番は無し。 60キロ入るかなと思ったが様子を見て、40キロ分を注文。 塗ってみたらそれで充分であった。 仕事の合間に養生をして塗る準備は万端。 どういう風にすればいいのか最早手慣れたもんである。 設備屋さんにffファンヒータの取り付けをお願いしたが、延長部品が必要でそれが届くのにしばらく時間がかかるので、壁に穴をあけてもらいその間に壁を全て仕上げることにした。 床の間は後回しで、色々迷って紺色系に色を変えようとしたが、このまま炭黒で生けそうである。 最初は天井周りから仕上げて様子を見てから床に近い方を塗ることにして、脚立を用意して準備に取り掛かる。日中は予約があってできないので、仕事が終わり夕方6時頃から取り掛かる。 先ずは手前の部屋から仕上げることにして、次の日に奥の部屋を。 トータルで6時間ほどかかったろうか。 一日たってもまだ乾いていない。 塗り方も大分工夫され、下面と左面から塗り、逆手ですくいあげ、小手の先端を上に右面に乗るようにして隅から抑え、下から左面に到達したらあとは左から流して上に伸ばしていく、そして色むらと厚みを揃えるために左から右、右から左に水平に流して揃えることにした。そうして下から上に塗り上げていって右面と上面を順手ですくいあげ隅を抑え、今度は上面から垂直におろしていけば色むらと厚みはそろう。 特に脚立に上っての作業がしんどい。肩を頭より高くあげないといけないので、予想以上にきつい、途中、何度も休憩を入れての作業となり、肩が痛い。 色が濃いから一度塗りで済むのが幸いだ。 コーキング作業で隙間を埋めてる時もおもったが動法でないとできなかったであろう。 身体ができてくると、道具が身体の扱い方を教えてくれる。 つまり、道具と感応できていれば自然と動法が出てくるわけだ。 とにかくこの一週間は身体はバキバキ。よく身体をつかった。 毎日へとへとになりながら帰路についた。 そして、完成したのがこちら なんということでしょう なんてナレーションが聞こえてきそうだ。 ffファンヒータも無事設置完了。 高級感もでてかなりい