before after vol.11 一巡

 一巡。

最近、特に道場をこの地に引っ越してきてからの一連の流れは、この一言で言い表すのがふさわしい。

before afterシリーズで書いているこの記事だが、なんだか空間だけでなく時間をも動かしているような気さえする。

というのもこのコロナ騒動も手伝ってか、最近やたらと懐かしい人たち、昔の馴染みたちから頻繁に連絡がやってくるのだ。

十年来、二十年来の友人たちから連絡が来る。

そして時間の距離を考えることなく普通に喋って盛り上がることがほとんど。

若かりし頃のbefore そして現在afterだ。

なんだがすごい流れに乗っかっているかのようだ。それがどんどん加速しているような感じもある。押し入れを解体したいなーと思っていると茶室を触れる腕のいい大工に出会ったり、電気工事どうするかなーと思っていたら、偶然再会した昔のバンド仲間が電気工事士だったり、暖房器具の取り付けをどうするか悩んでいたら、知り合いが設備やだったりと、必要な物事に沿って、そういう人たちがひょっこり現れて助けてくれるのである。

他にもまだある。

前回、縁側に動かした畳を掃除しているときに、以前「書」の稽古に参加したS氏を思い出し、どうしてるかなーと思っていたら、偶然、地元の物々交換サイトで申し込んだ人がその人だったりと、なんだか色々なことが起こりすぎてびっくりしている。

この十年かけてきたことが実を結び、何かが動き出しているかのようでそれが当たり前であり、不思議でありがたくもある。

色々な人たちの関係性が復活している現状に

やっと一巡できたんだ、という不思議な安堵感があるのだ。

整うってこういう経験をいうのかも知れない。





コメント

このブログの人気の投稿

あたわりもの

before after vol.7 蜂の巣とコーキング

新年一月・二月の予定