能は神事~観能の夕べから~

昨日は連れだって観能の夕べに行って来ました。
感応の夕べと言っていいくらいのたくさんの人がこられていました。ご一緒した皆様も楽しんでくれたようで何よりです。

やはり能は神事。

特に夢幻能にそれが色濃く出てるように思います。

能には身体がある。日本人が守り継承してきた古典的身体性が場に現れる。
意味や理屈で落とし込むよりも、ただ感じればいい。身体で見ればいい。頭で見ようとすると余計に難しい。

仕手は神仏・心霊や怨霊との感応動法を行い、そこに現れる古典的身体を持って憂い、敬い、弔い鎮めて行く。そこに"私"はいなくただ場が浄め現れる。
観客はそんな仕手方達の身体に応じ、"私"を消失させ、その身体に集注し入り、まだ見ぬ身体や私や見えていなかった感情や、その物語の風景や時空に出会う。
そんな感想を抱きました。
これが能が神事と呼ばれる由縁なのではないか?と思います。
佳き時間でした。
また企画して見に行きましょう。
整体稽古者は色々参考になると思いました。

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