風邪は脱皮

なんだかすごく急に冷え込んだ。
最近の季節の移ろいには節操がない。
夏が終わりまた梅雨に戻ったかのように感じていたら、急に冬が始まったかのようなかんじ。

身体の中を見ているとそう感じる。
秋の気配に誘われて出てくる細やかな感覚を無視して、いきなり冬だ。

こういうガクッと変わるときは体調の変化が著しい、この世を旅立つ人が多くなるのもこんな移ろいの時期に多い。

予約張を開いて、今週はなんだか暇だなーと、思っていたら息子が発熱。
無理もない。ああ、そういうことだったのね、と納得して保育園を休ませた。
嫁さんの体調がやっと安定したと思ったら次はこれか?

保育園に電話をすると、ただの発熱なんだが何かの感染症じゃないかと疑われ、それを証明する診断書等を作成しなきゃいけないのが大変面倒だ。
他の子どもたちにうつったら大変だから無理もないが、病気ではなく子供の成長ととらえればそれまでなんだがなー、世の中の原理はそうは動いていない。まったく保育士さんは大変である。
色々、説明するのも面倒なので休ませることにしている。この時ほど自宅で仕事をしていてよかったと思う事はない。

とにかく、息子は順調に発熱、身体が緩んですごく熱い、どれくらい熱上がるかなー?と思っていたら、夜中に40度くらいは出たもよう。せっせと整体の手当を行う。

これでまた丈夫になってくれるといいなーと
頭の汗を拭き、リンゴジュースを飲ませていたら、ワナワナ震えながら
「パパ、ありがとう。ありがとう」なんて言ってくれる。なんてかわいらしい奴だろう。
一瞬、熱性けいれんかと思ったが、おしゃべりは流調だ。
大丈夫だろう。

高まりきった熱は下降の波に乗り、平熱より下がる。その下がりきったところが峠だ。息子も順調にその経過をたどっていった。

最近はこう思う。
熱が高まっていくときにはさほど大した調整は必要なく、風呂の入れかたや発汗の誘導などでだいぶ馴れたもんだが、40度越えるとなると流石に少し焦る。整体を知ってはいてもやはりビックリする人は多いだろう。

下降の波を下り、平熱以下になったときの方こそ観察、調整が必要なのではないかと思うやはり気は抜けない。

この時から母親を求め出す。平熱以下になったので一肌恋しく、母親にピッタリ寄り添って体温を上げたいのだろう。そうしないと調子がでない。家族の温もりを感じたいのか。
だから整体では平熱以下を休養期・生活を変える期としているのかも知れない。

息子は一夜、母親に甘え尽くして次の日には快活さを取り戻した。

いつも以上にお喋りな男児に変貌をとげたのだった。




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