来客三昧
11月はなんだか遠方からの来客が続く。
初旬、奈良から専門学校時代の恩師の娘さんカップルが来場。
恩師に最後に会ったのは10年くらい前だろうか?その時娘Rちゃんあどけない中学生。久しぶりに会うと立派な美人女性に変身していたのでビックりした。彼氏さんともいい感じ。
この恩師家族なにかと縁があり、お母さんも東京在住の妹さんもわざわざ横川の時の楽縁堂にも来てくれた事がある。
不思議な縁を感じる家族。
普通に操法受けて稽古して帰って行かれた。
前日夜に金沢に来て、次の日の夕方頃に帰って行かれた。金沢稽古場を観光して帰って行ったのだった。寿司食ってけば良かったのに。
中旬に幼馴染みから連絡があり、一緒に夕飯を共にする。
学会の関係で来ているらしく、知らない間に准教授になり、論文も小学校の国語の教科書に載ってるらしい…
AI時代における哲学が彼の専攻らしい。
いつの間にこんな偉くなってんだ?
音楽堂に夕方頃迎えに行き夕飯を食べた。
音楽堂のイベントを調べてみるとデジタルアーカイブ学会研究発表会とあった。
その後、道場に連れていきしばし話し込む。
議題は精神、身体、人工知能。CHATGPT。
いい機会なのでCHATGPTに色々質問をぶつけてみる。整体操法と他の整体と何が違うのか?
整圧に必要な要素とは?体癖を修正するとはどういう事か?
しばらく考え込むと一般的な模範解答がならびだす。
前の質問を受けて学習していくので答えがどんどん専門化していく。だから質問者のセンスが問われる。寄り的を絞って質問していけば、こちらの思考の方向性くらいは理解していくだろう。
そういう意味では精神の代行品になり得る。
が、感覚はわからないし、思考性=人間性ではない。
今まで知り得たことから最適解を絞り出してくれるが、未知のものには思考では追い付けない。
人間が未知な物事に遭遇した場合、思考以外でどのように対処知り得るだろうか?
この質問に対してもやはり、寄り最適な回答が今までの知識・情報、こちらの思考の方向性を理解して編集されて立ち現れてくる。
しかし、人間の関係性は言語・思考だけでは成り立たない。
言葉も感情も相手が違えば、空間や時間と言った状況が違えば千変万化する。
身体=感覚や即興性を持ち得ないと話し相手には物足りないだろうが、こちらの思考性を学習させようと、ずっと機械相手に喋ってる人が増えるだろう。その先にあるのは精神と身体の二極化に思えて他ならない。
そういう意味ではまだ興味がわかない。
貴重な経験をさせてもらった幼馴染みには感謝したい。
中旬、公開講話にはWさんの紹介で山形からAさんが来られた。
なかなか感覚が良かったし、回りにも馴染んでいた。その方の住んでるところから最寄りの指導者を紹介しようとも思ったが、山形、新潟どちらも二時間ほどかかるのでやめておいた。
縁があればどちらかに繋がるだろう。
終旬、稽古会にSさんの紹介でスペイン人のMさん来場。
その日の内容は思いっきり日本的動法の根幹、縮みの稽古。
日本語が達者な方だけど稽古用語はわからないだろうし、背骨見ても伝わったのか伝わってないのかよくわからない。
しかし、あっという間の三時間。
シテをやってもらうと不思議な伝わり方がある。
なんでスペインの方が縮みがわかるんだ?と不思議だったが、どうも奥様方が整体一家。ご幼少の頃から操法受けられていたらしく筋金入り。
ご本人もそれ以前にバルセロナで指導者の方に操法してもらっていたらしく、金沢で道場を探していたらしい。
終わった後はニコニコ顔で入会していかれた。
国際的になってきましたね~。
こうやって文書に起こしてみると一月とても濃い!
凄く愉しい一月であった。。
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