before after vol.69 事務所・台所の床暖房施工
久しぶりにbefore after再開である。
今回は事務所と台所の床暖房工事。
最初は床厚が結構ありそうなので、そのままトリマーで溝を掘り温水管を埋めようかと計画したが、廊下の床暖房工事で懲りたので、今回は別の方法を用いることにした。
まず床に直接10cm角のメッシュパネルを引き積め、それに温水管を番線で固定し、蓄熱材として厚さ20~30mmのパーライトモルタルで埋める作戦。
普通のモルタルだと重量がかかるので床下補強をしなくてはならないので、一旦は諦めたがモルタルにパーライトを混ぜることで強度は4倍、軽さは二分の一、断熱性もあるので、これなら床下補強せずともそのままいけそうなので試すことにした。
パーライトはリサイクル品が貰えるところを、いつもの知恵者の我が叔父に教えてもらい、なんとコンクリートミキサーまで貸し出してくれた。
粒の粗いパーライトと細かいのと二つあったが、今回は粗い方で試すことにする。
そうと決まればまず荷物を二階にあげて綺麗にして、床に穴を開けて温水管を通す準備。
余っていた温水管に断熱材を巻き付け床下から上に通す。
床上に出すとこんな感じ。
ヘッダー側の管出しも終わった。
これに上のヘッダーとフレキ管で繋げばボイラーのお湯が床下を通って事務所・台所の床を暖めてくれる。
次は床にメッシュパネルを引き積め、そのうえに温水管を固定していく。
なかなか大変だったが管の暴れっぷりの馴れてきたのでなんとか1日半位で終了。
ここまではなんとかほぼ一人。
事務所の方は男子2名に手伝ってもらい、悪戦苦闘しながらもスッキリまとまる。
そしていよいよパーライトモルタル打設開始。
私は主にモルタルづくり。
N君とSさんがひたすらバケツ運んで、コテでならし水平とりながら順調に進んでいく。
途中、足りなくなったモルタルやパーライトを取りに行ったりで日が沈み、暗くなりながらの作業ではあったが、なんとか終了。
疲れた~。皆で銭湯に行き、遅くなった夕飯を食べ解散。
二人ともほんとにお疲れ様でした。
1日2日たってみて強度は充分だが、石の粗さがまだあり、このままだと表面が削れて石だらけになるので、仕上げと磨きを行う。
粒度の細かいパーライトとモルタルでシャバシャバな液体状にして仕上げていく。
これで粒の粗さが目立たなくなる。
そして少し乾いたら水に濡らしたコテでならし、水平にして磨きをかけていく。
なんとか形になった。
後は乾くまで待ち、温水の施行試験を行う。
そうすれば中から乾いて固くなるだろう。そしてから荷物を元に戻せば完了だ。
乾くまで一週間以上はかかるだろうし、直ぐに応接間も取りかかりたかったが来週になりそうだ。
次は最初から粒度の細かいパーライトでいこう。
乾いてきたので通水テスト。
真ん中で26度!
続いて事務所は
20度!こちらは大体均一にこの温度。
温水管の返りがこちらなので暖まるのに時間がかかる。
あと一時間くらいたてばこちらも28度くらいになるだろう。
イヤ~大変だったが大成功だ!
この調子で応接間も廊下もこの施工でいこう。
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