草刈り中に出逢ったのは

 忙しかった8月が終わりやっと9月に入ると、見ないようにしていた庭の草刈が待っていた。

前回刈ったのはいつだったろうか?記憶に全くない。お陰で庭は荒れ放題。選定もしなきゃなんないし、なんせ去年はこの時期からオオスズメバチの巣と格闘していたので、また巣をかけていたら一大事といを決して庭へ。

ちょうどこの日は台風前。

フェーン現象で金沢の気温はなんと37度!。

なんでこんなあっつい日に草からなあかんねんとブツクサ言いながらビインビインと草を刈る。前庭は快調快調。茶室裏の庭に出てみると木や地面にアシやツルが絡みついている。それをウントコショと一人綱引き状態で、あっという間に汗まみれ。着ている洋服はビッショビョ。

少しフラフラしてきたので一服休憩。

濡れている作業着を一旦脱いで、パンツ一丁でお茶をピッチャーごとがぶりがぶりと飲み干す。

物凄くうまい!!

頼むから来客あってくれるなよと、お茶をおかわり。だいぶ生き返ったので作業にもどる。アシやツルを引き続き引っ張り出し、やっと地面があらわになったのでまたまた草刈り機でビインビインとかっていく。

母屋南の庭も刈ったのでついでに松の木などの剪定も行う。

ここまで約ニ時間。

道路沿いも草を刈ろうと前庭に赴くと、羽音ブンブンとお尻が黒とオレンジでしましまの凶悪顔のアイツに威嚇される。

お待たせしました!!スズメバチです!!

イエ、待ってませんから!とだんまり決め込んで道路の草を刈り玄関横の庭も片付けて剪定して、さあいよいよ残すはさっき凶悪スズメさんがいらっしゃった前庭のみ。

枝切りバサミでもたれかかる軽樹をチョッキンチョッキンやっていると切った枝が左手に落ちてくる。

すると小指と薬指の間に激痛が走る。

痛っってー!と、手を抑えると前方に黒とオレンジのシマシマスズメバチさんがブーン!とお尻から一センチ程に針を出しながら背中を見せて逃げていく。

アイツの仕業か!!ととりあえず傷口から毒を吸い出して作業を終わらせる。

木や草を一箇所に掻き集め、疲れたので後始末は明日にすることにして、やっと終わった〜とまたまたお茶を飲み干して一服休憩。

そのまま帰路につく。

風呂に入り、夕飯を食べ、子どもたちを寝かしつけ、書斎でやっとくつろいでいると、スズメバチに刺された事を思い出した。


おや、なんともない。
刺されたところが少し赤いくらい。
こりゃーいよいよ無敵か!?と今回は内観もせず、自然観察だけにしようとたかをくくって眠たくなったので寝ることにする。

翌朝、起きてすぐに洗濯物を干して、朝食を片付けて身支度をしていると、なんだか時計が入らない。

あれ?なんでやねんと左手を見ると、
パンパカパン!腫れた〜〜


あ、やっぱり毒って回るんだねと触って見るとブヨブヨ。皮膚と肉の間が腫れているみたい。手が強張って拳が握りづらく痒い、とても痒い。でも痛みはない。

毒って神経に回るから痛いと思ってるから、痒いのは皮膚だし、何かにかぶれただけやったんかな、とも思ったが、確かに刺されたときは痛かったし、試しに傷口に集注してみたら確かに三角形になっているから打撲。

一番深いところは一センチ位になっている。打撲なら4日くらいだしまだ自然観察してようと、次の日になると、なんともっと腫れている!!腫れが前腕の前まで周り赤くなってパンパカパン。

やっぱり自然観察だけじゃだめだったか??と化膿活点から腹第4につないで、それから手の打撲を解体して応急処置をする。それにその日は筆動法の稽古なのでちょうど佳いから稽古で治すことにする。

稽古が終わるとやたら眠い。とにかく眠い。頭に毒が回ってきたからかとにかく眠い。蜂の毒は酸性らしいから、
頭に回るとどうなるんだろうと、少し面白くなってきたが別に普段とそんなに変わらない。

諦めて家に帰ったがなんやらかんやらとやってたら結局寝たのは深夜過ぎ。

次の日には赤みも引いて手の強張りも抜けたので、稽古が効いたようである。

痒みだけ残っているがまあ、明日には完全に抜けるだろう。

今年は蜂の巣退治が行われないことを願う。

みなさんも気をつけましょう。

追記

4日経ちきれいさっぱり治りました。
打撲と一緒ですね。













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