before after vol.56 大惨事
今日も引き続き燃焼実験を行う。
ロケットボイラーは薪ストーブと違って火力調整が難しい。
従って薪のくべ方や着火の仕方、空気の流入の取り方まで全く違うようだ。
まだ勝手が慣れない。
水温は40度~60度までを維持したいところだが、焚口から空気をどんどん吸い込んで火力が横引きになるくらい強力なので、あっという間に室内負圧が下がり寒く感じる。
理想の家の性能は高断熱・低気密といったところだが、古い家なので低気密に無断熱。
調子に乗って廃材をガンガン燃やしていたらあっという間に水温は80度近く。
ちょっとやばいかな~と圧力計とにらめっこしてポンプにつないだホースを触ると熱で膨張しとる。。。
ポンプからヘッダーに送るホースはシリコンチューブだったので膨張もなく問題なさそうだが、ボイラーとポンプをつないだ燃料ホース(車のラジエータやオイルに使われるホース)が膨張気味。
やばいな、と思ったとたんホースが裂けて熱湯をしこたま浴びる。
不思議と火傷にはならなかった。
あわてて安全弁を開放し、床につないだバルブを閉めて、水浸しになった炉台にバスタオルを引きつめ、給水側を開放してボイラー内に冷水を入れて温度を下げる。
しかし焚口に入れた廃材はごうごうと燃えているので、端によせて火が横引きにならないように調整してボイラー側に火が回らないようにして、大きい廃材はバケツに突っ込み無理やり鎮火。
窓を全開放して充満した煙を外にだし、
押し上げられた熱湯をバケツにつないで、一人バケツリレー。
ってなことやっている間に次の操法の予約の方が来られる。
ちょおっとまっててくださいと。
四往復もするとボイラー内の温度は急速下がり40度で一安心。
履いてた足袋はびしょびしょ。
着替えて談笑し、操法をしてやっとこさ落ち着く。
とりあえず今日の予約をすべてこなしてから後始末することにした。
ホースの代わりにフレキパイプで代用することにして、安全弁につないだホースもフレキにしようとして外したらかみ合わない。
どうも系統の違うネジが突っ込んであったらしくネジ山がきれてしまったらしい。
どうにもこうにもならないので安全弁を無理やり外して交換することにした。
掃除をしてホームセンターに部材を買いに行ったら売ってない。
結局三軒回ってやっと手に入る。
とりあえず部材は全部そろったのでなおすのは明日にしてくたくたになって帰路についたのであった。
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