稽古初めは筆動法から

 今日は月一筆動法の日。

長男が夏休みなので、ちょうどいい機会だから稽古会に来させている。

今日は書道をやるよと半ば、強制参加。

来たくなかったら来なくていいよ、というと煽られるのか、行く、と言って道場に来る。

どうせ、十分も持たないことは分かっているし、満足身体も使えないだろうと思ってはいるが、ついついこちらも真剣に教えてしまう。


正座につかれはてて足を投げ出している図。


今日は点、縦線、横線、払いの基本動作から。
考えてみれば学校でも書道は始まっていなくて、今回が筆を持つ初めての経験。
姿勢や身体の使い方はぐちゃぐちゃだが線は綺麗にかけていたし、墨ののりも充分。

態度や姿勢に囚われず、集注を見るいい勉強になった。


あまりに姿勢が悪いので事務所でお茶飲んで来い、と注意したら怒られたと思ったらしく、俯いてしまった。
でも、線は綺麗にかけているよ、と言ったら少し機嫌がなおって、漢字書いてみるか?と誘うと、書く!と言って戻ってきた。

四字熟語の辞書を引っ張り出し、書きたい漢字を色々書いていた。

初めての書道はどうだった?と訊ねると、辛かったけど楽しかった、と。

楽しさが最後に残る稽古でよかった。

手先で書くんじゃなくて、体全部を使ってかいてるんだね、とも言っていたので、
それだけでも伝わってよかったと思う。

姿、形なんかいくらでも変わるから、先ずはこの愉しみたい、という欲求が大事なんだろう。

それにしても今日の出てきた字は「匍匐」の匍。

最近そればっかりだからなあ、と一人納得。

ちょっとばかりのハプニングもあったし、
今日も佳き稽古でありました。





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