暑い夏の日は山に避難、そして野生児と化せ。

 石川県でもコロナが増えてきて、またまたまん防適用。

お蔭で公共施設は当分閉鎖。子供たちの遊び場がまたしばらくなくなり、大人たちは夜の街にストレス発散の解消を失う。

よくこれで暴動が起きないもんだ、と思うが行き場のないフラストレーションは身体の中に沈降下する。潜在意識化では楽観して緩みすぎているか怒りに固くなっているか様々だが、ここまでくると過敏反応を通り越している。しかし、これが顕在化して問題になるのは後の話である。

とにかくいつだってこういう問題のあおりをくらうのはこどもたちなので、こういう時は山に避難。

子供たちと約束していたソフトクリームを野田屋で食す。


ぼくも丁度、次男くらいの時は親父に連れられてよく来たものだ。

食べてから山のシャイ叔父さん宅へ向かう。


自分たちで設計したドーム型ハウス


中に入って天井を見上げると五角形を組み合わせたこんな感じの天井。
お蔭で熱の逃げ場がない。


猫が10匹くらいいるので遊んでもらっているわが子たち。
猫の名前は全てサッカー選手から。サッカー好きの叔父が命名。


来たばかりに鶏に餌をやる。去年までの鶏はイタチにやられていなくなっていた。



続いてクワガタムシを見せてもらう。
ここを訪ねてくる子供たちの為に叔父が毎年、捕まえて飼育しているのだ。
勿論、お金はもらっていない。



次男は初めて虫を掌にのせてもらいくすぐったかったらしい。

しばらく待つとクワガタムシをもらいに来た親子が到着。
子供さんが長男の一つ下なのもあり、すぐに仲良くなり遊び始める。

クワガタムシを取りに虫網を軽トラックの荷台に乗せ山の中を走り回る。

風がとても気持ちよく子供たちは荷台につかまり立ちあがり、びゅんびゅん走り回るトラックに大興奮。最初はおとなしかった先ほどの子供さんもどんどん野生児と化していく。
お父さんは少々面喰っていたようだ。


この日は時間も遅く、虫たちは発見できず。
まあ、去年は大雀蜂捕まえそうになったからいなくてよかった。




そのあと天然のブルーベリーをとりに行くことに。
サルにやられてあんまりなかったが、程よい酸味と甘み。
子供たちは最初は食べていいものかどうか、の判断がつかなかったらしい。



帰ってきてからはブランコにのったり水鉄砲で遊んだりの子供たちだった。
どの子もだんだんと野生児と化していくのが面白い。

我々親たちは子供たちをついつい守ってかまってしてしまうわけだが、その結果、子供たちから経験を奪ってしまっているのかもしれない。

物質や薬でその子の成長が買えるでもなし。
経験がその子の成長を促進していく。
 
その過程において免疫が強くなったり、傷がいえたりするわけだ。

子供たちの内なる力が自発される過程での変動が必ずしも良く見えない、悪くなったと感じることも出てくるかもしれないが、わが子の切り開いてく力を信じれるように親の方こそ覚悟を決めることが必要なんだ、と日々思わせられることが多い。

そんな山の日であった。
















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