DJ timeが終わらない


一年前に道場を引っ越してから眠っていたステレオシステムを組み、家にあったCDたちとレコードたちもともに引っ越してきた。

20代、バンドもやっていたので音楽は常に身近にあり、練習用にレコードをかけることも多々あったが段々とバンド活動からはなれ、30代は整体にどっぷりはまり、子育てが始まったこともあり、特にここ10年は身体を作ってきたこともあり、世の中の音楽の主流がCD・LPからネットワーク音源に変わっていったこともあり、音楽からは遠ざかり聞いても
運転中にSPOTYFYで聞く程度、家で活躍していたステレオたちは眠り続けるしかなかったのだが、ここにきて復活の日の目をあびることとなったわけだw

そうやって音楽のある生活が戻ってきた。
朝、道場に到着し会員さんを迎える準備をしてから少しの時間がDJ timeだ。
春休みの時は子供たちを連れてきて道場で遊ばしているので準備を手伝ってもらい、
選曲を子供たちに任す時もある。
初めて聞くLPの音に感動して道場内を踊り狂っているときもある。
それだけデジタルとアナログでは身体に響く深さが違うようだ。
色々なジャンルを揃えてあるし、ジャケットで選んだりするので様々な音楽が聴ける。
そうすると自分の音楽経験の記憶がどんどん蘇ってきて懐かしい気持ちになり、昔聞いていた色々な音楽を聴いてみたくなる。

大阪に初めてでてレコードを買いあさっていたことや、沖縄で米軍の影響の強い街でレコードを探していたり、民謡酒場で聞いた音源を探していたことや、5さいの時きいたボブ・マーリーや、初めてCDプレーヤを買って親父に買ってもらったピーターガブリエルなどのプログレ、親父のバンド仲間たちにもらった上々颱風やお袋の友達でアジア雑貨の店をやっていた人にもらったアボリジニーのバンドのヨス・インディ、中学生の時に参加したネイティブ・アメリカンの集まり「SACRED RUn」という集まりでできた友達にもらった彼らの音楽など、色々な記憶がよみがえってくる。

金沢稽古場においてあるたくさんの音源たちは、僕自身の様々な経験と共にあることを改めて知ったのであった。
それにしても振り返るとほんとに色々な経験をしているし、そらこんな変な人ができあがるわ、と自分でもびっくりするくらい納得してしまったw
とにかくこうやって音楽好きになっていったのだ。

だから、会員さんでもお客さんでも音楽好きな人が来ると話が止まらない。
あれ知ってる?これ知ってる?という話からこれ聞いたことない、あれ聞いたことない、なんて話がでてくると、じゃあ聞いてみる?と自然にDJ TIMEが始まってしまう。
アルバムの中から2、3曲選んでかけているとそこからまた話が始まり、じゃあ次はこれねと違うレコードに移ったり、このアーティストをかけたらこの人に影響を与えた人はこれね、と続いたり、一つの曲をかけたら、じゃあ違うアーティストも演奏してるから聞いてみる?と色々な流れが生まれてきたりするのであっという間に30分から1時間と過ぎ去ってしまうのだ。

裏話とか次から次と出てくるし、同じ曲でもCDとLPで全然違うのでついつい聞かせたくなってしまう。

これが稽古終りに始まるともう最悪ですね。
日が跨ぐまで帰れないかもしれません。

DJ TIMEがとまらない、というか止める気がないのだ。

こういうところは本当に直さないといけないなと思うのでしたw










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