before after vol.28 床下潜入

 さあ、いよいよ床下に潜らなければならなくなった。

これがメインの工事になるであろうし、これが終われば今年の冬は大分快適さが増すであろう。しかし、なかなか本腰入れないとできない大仕事の始まりである。

まずはどこから進めればと、散々悩んだがとりあえず床下をみないことには始まらないので畳をめくってどこから潜れるか探してみた。

指導室の風炉の横にめくれるところがあったのでそこから床下に潜ることにした。

が狭くてなかなかきつい。こりゃあかん。



作戦を変えて続いて指導室②の畳をめくると、広範囲で杉板が載ってるだけのところがあったので、そこから剥がして潜ることに。
うん、なかなか行けそう。
床板剥がしは温水パネル施工の時に後回しして当分、ここから潜入して工事を進めることにする。
そうすれば工事着工の時だけ畳を剥がし、床板をめくれば仕事に支障はなさそう。


母屋床下は高さが50cm位あり、茶室床下より高いのでなんとか這いずり回れそう。

当分の間、もぐらならぬトカゲだ。



床下にこんなものを発見。テレビの分配器らしく撤去しようか考え中。





しゃがみながらのよちよち歩きはなかなかつかれる。
この日は指導室和室①②の床下だけ潜り基礎が浮いてないかを確認。
床下から見る限りは傾きは少なそう。
周りは布基礎だし、中が玉基礎になっているがどこも浮いてなくしっかりと束石に載っている。そんなに湿気も上がってきていない。大引きも根太も交換しなくてよさそうだ。
ためしに余っていたスポンジ状の養生シートを引きほふく前進してみる。
大丈夫そうだ。

さて、ここから前面に厚手の業務用透明防湿シートを引く。
そうすればどこでもほふく前進が可能になり、寝返りも打てるので床下から断熱材をはめこむ事が可能になる。
各部屋の根太の間の寸法を測り、断熱材を注文→施工。
その前にロケットストーブを置く床下の基礎を増設・補強
それから防湿シートの上に竹炭を引いていく。
どこかで床下点検口を作っておいて、貰ってきたもみ殻で燻炭をつくり常時、床下にまいていけば断熱と除湿効果で一挙両得だ。
大体の段取りはできている。
それからロケットストーブ設置→煙突設置となるが、この工程をまだ考え中。
とりあえず床下が終われば今年の冬までにのろのろと作業ができるので、温水パネルを作って施工の段階で和室指導室の床板をめくれば仕事に穴も開かないだろう。

このメインの工事が終われば後は事務室の壁塗り、内装や
茶室の床の断熱材施工、あと竹垣も残っているがどれも数日で終わるであろうから、ゆっくり考えていけばいいだろう。
そうそうロケットストーブのボイラーが二回路なので、事務室・台所を床暖房にしてもいいだろうが、来年でもいい話だ。

なかなか大変だが仕事に穴を開けないでやっていくのがほんとに苦労。
だが、ここまでやれば素晴らしい道場になるのは間違いない。

むかしから「場」とは神様をまつるところだというし、やるしかないのだ。





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