before after vol.7 蜂の巣とコーキング

 さて蜂の巣である。

下の写真は片づけた蜂の巣。

上下二つは比較的ふるい巣だが右のビニールに隠れた巣は新しい。


この間の話の続きになるが、天井裏に断熱材を張ろうかと茶室の押し入れから天井裏に上ってみた、その時に馬鹿でっかい蜂の巣を見つけたとは前回の記事に書いたと思う。

庭にでっかいくまん蜂のつがいがいるな、と思ったらどうやら黒雀ハチだったのかもと思わせるような巣だが、引っ越しした後でこれは黄色雀蜂の巣である。

これをどうしたもんか?ととりあえず業者の意見を聞いてみようと来てもらいみてもらったのだが、なかなか難しいところにあることと吹き出し口をつけないと無理なので5万~10万と見積もりされ、こんな綺麗な茶室を壊したくないと言われてしまった。
なかなかいい人らしく、蜂の話で盛り上がったのだが、とりあえず様子をみてコーキングして隙間を埋めといてください、と話がまとまった。
どうやら大雀蜂の巣とかはやったことがないらしい。

しかし、天井裏に古巣があるのはなかなかいい気分じゃないので、こんな時は何でも屋の頼れる庭師の叔父に相談することにした。

「なんとかしてやるからまっとけ」と30分で急行。
すぐに巣をやっつけてとりだしてくれた。
やはり持つべきものは頼れる叔父だ。
その間、私は小間使い。
取り出してビニール袋に入れてごみの日にだしたら持って行ってくれた。
ほんとにハチが引っ越しした後で幸いであった。

これくらいの規模なら1000匹単位の巣だ。
とくに黄色雀はちは集団で襲ってくるのでとても怖い。

あとは女王蜂がもどってきてまた近くに巣を作るのを警戒するために、茶室の隙間を埋めなければならない。

天井裏から光が漏れるところを確認して、脚立を駆使してコーキング剤と発泡ウレタンで隙間を埋めることにした。
途中、かなりアクロバティックな姿勢を要求されずっと梯子の上で中腰姿勢、膝はわらい足はがくがく、茶室の両足幅しかない中断屋根に上り右手に左手にコーキングガンを持ち替え、無理やりな体制で流し込んでいく、なかなか難しいところを埋めなければならないので、ガンやスプレーが入らないところは手に付けてペタペタと張ることにする。
身体は捻じれ、歪みまくり。かなりいい動法の鍛錬になったことは間違いない。

途中、新しく巣を作ろうと下見中の女王蜂と遭遇。
この時期の蜂は攻撃してこないとはいえ、逃げ場のない足場の上や体勢での遭遇はかなりの恐怖。

午後からやりだしたが一日がかりの作業となってしまった。
汗だくだくでシャツもびしょびしょ。
大分隙間がうまったのでとりあえず一安心だが、明日からまた京都なので帰ってきたら、
また細かいところを念入りに見ておかないといけない。

春になって天井裏がぶんぶん言ってたらマジで洒落にならない。
しかし、ほんとに何屋かわからなくなってきたが、道場が変わっていくとともに稽古内容が進化してきているので、自画自賛だが今、僕がやってきている稽古(動法、内観の仕方)はほんとにおすすめだ。

これからも道場修繕とともに進化していきたい。

ということで







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