合同稽古会終了

三回目の合同稽古会が無事終了しました。



今回も地元勢と県外組が合わさっての濃厚な時間と空間が出来上がりました。

三回目となると場が練れてきたこともあり充足度が違う。
固定メンバーもだいたい揃ってきて顔なじみができた感じ。そこに県外の流動メンバーが合わさって、重層的な時間・空間が出現する感じが佳い。

自分的には今回はなんだか懐かしさに出会えた感じの稽古であった。深く深く入って出会った懐かしい身体、懐かしい時間、淡い、詫びさび、しおり、儚さ、脆さといったようなキーワードが浮かんでくる。気韻発声やったから余計にそう感じるところもあるだろうと思う。

正直、世間の事も考えて開催中止も少し頭がよぎったが、やって良かったように思う。
こういう時期だからこそ必要なテーマが出そろった稽古になったのではないかと思う。

コロナ以降、個人的にはコロナは怖い、経済危機も怖い、しかしそれよりも何が一番怖いかといえば接触拒否を当たり前とした人の変様が一番怖いと考えている。
それは人のライフスタイルを変え、生きるということ、人間性とは何か?という事まで包括していく大問題に発展していくだろうと思っている。

そういう時代に突っ込んでいくから”生きる”という事を考えていく。
身体を通して学んでいく。稽古して練り上げて腹が決まるように整えていく。
愉しく快適に生きるという事を感覚を通して学び直すいい機会に変えていく。

場が練れてきた、と感じたことはそういう事を提示できる意義が生まれたのではないかと
思ったことだ。

今回、参加された皆さんやこれから出会う皆さんが、少しでもそういう事を感じてくれたなら佳いなと思う。






皆さん、お疲れさまでした。佳い稽古でした。
次は8月にまたお会いしましょう。










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