内輪投げ

京都三日間を終えて戻ってから、内容が深く素晴らしく楽しい過ぎたからか、こちらに戻ってからなかなか整理がつかず三日ほど心ここに在らず状態が続いていた。
新会員の人達の京都月末デビューも果たせたし、三時間ほどの正座は辛かっただろうし、稽古風景を見ていても馴染んでいたし、お土産も手に入っただろうから上々だったのだが。
とにかく今回ももらったテーマを暖めて膨らましていかねば、と心を此方に戻していく。
まだまだ整理のついてない問題から一つ取り上げ、場所を生かした事をしようと思い、そして
夜の稽古。会場は五十畳ほどの広い空間。



息の問題から型を取り上げ、
前半は息の吐き吸いから後半は毎年恒例のハード稽古に突入。
今回は内輪投げ。
内輪が飛ぶ飛ぶ。


畳の上をシュルルと滑って行く。
五つの運動性に五つの型を対応させて一つ一つの動きを分解。
時間も足りなく中の動きに対応させるところまではいかずも客観的な形までで留まってしまったが、とにかくひたすら黙々と内輪を投げる。投げる。飛ぶ。飛ぶ。
上手く飛ぶようになり、奥の畳まで行くようになる頃には、皆さん汗びしょびしょ。
いかに足が怠けているかがよく分かる稽古となった。
今度は中の動きに沿って型に入って行くところまではいきたい。
その前の導入部分をどうするかだ。
せっかく内輪を使える空間だから、そこら辺で考えよう。


やっぱり梅雨の時はこんなハードな稽古が必要ですね。
独りでうじうじ悩むときは、内輪を投げて汗どぼどぼかけばよいのだ。
稽古が終わる頃には雨も上がっていて、とても気持ちの良い風が吹いていた。
スッキリした。

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