記憶の仕方

整体指導にこられた年配の方とお話ししていて、どうもこの年になると記憶力が弱くなるからかすぐに物事を忘れる、スケジュール管理が難しいらしく、何かいい方法がないものか?という話になった。

何だかこう言う話が一つ出てくると、二つ、三つと増えていくから不思議だ。

貴方はまだ若いからそんな事はないでしょう?と言われて、どうなんだろう?と思い返して見ると、確かに自分で決めたことは忘れないが妻や家族に頼まれたことはすぐ忘れるから、メモをとったりLINEで送ってもらったりしていることに気がついた。

メモを取ってもすぐに忘れる場合はどうしたらいいか?と聞かれたので、記憶の仕方について考えてみた。

自分で覚えた事は忘れないのに、人から言われた事はすぐに忘れる、というところがおもしろい。
そこに解決の糸口が見えそうだ。

自分の記憶の仕方を振り替えって見ると、予約張でスケジュール管理はしているものの、朝に無自覚にも段取りをしていた事に気がついた。


例えばこんな具合だ。

子どもたちがご飯を食べている間にあれやってこれやって、保育園送ってから、仕事場であれやってこれやって、何時に誰々来るから、次は誰々、空き時間にこれして、何時に子どもを迎えに行って、次は誰々で終わったらこれして、というような段取りを布団の中de
脳内に繰り広げ、だんだんと面倒臭くなってきて忘れる。

予定調和など下らない。
やっぱり即興性だ!と蒲団から飛び出し綺麗さっぱり忘れる。
そして朝を迎えるといった具合だ。


そうするとその時忘れていても、次の現場、次の現場と移り変わる度に、一つの作業を終えると次のやるべき事が出てきてという繰り返しで一日が進んでいく。
そういう便利な習慣がどうやらいつの間にか身に付いていたらしい。

頭に記憶したことが腹に降りていく、そしてまた頭に戻り思い出す。
こういったことは忘れない。

頭だけで管理しようと覚えようとするとだめ。すぐに忘れやすい。


現に一年に一回位、予約張に書いてあった事を忘れていて、整体指導に来られた方と鉢合わせして、「ありゃー、しまった。」なんてこともたまーにあるから人の事は言えない。



とにかく訓練が必要だが、前の日の夜眠る前でもよいので、今日1日やるべき事の流れをおさらいして反芻しておけばいい。
そして綺麗さっぱり忘れておく。

これも一つの自分の信頼の仕方だ。
いま、この記憶の仕方をなんとか勉強のやり方に生かせないか?と考えている。

勉強に向かう意志✖「何か」=❓

長男が小学生になったら考えてみよう。


何日かして、この記憶の仕方に興味を持った方が実践してみたらしいので聞いてみた。


スケジュール管理がしやすくなったという連絡を頂いた。

結構、誰でもいけるものなんですね。

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