書初め
今年の稽古は書初めからスタート。
計、三日間すべて書の稽古。
参加者の皆さんはヒイヒイ言いながらもついてくる。
しかし、コツをつかむと段々それらしい動きと字になっていくから面白い。
テーマは去年年末からのもので、利き手を封じ腰の五つの動きを分解して「書」を書くというもの。
縦線、横線、はらい、はね、止めなどを対応する腰の動きに合わせて行うというもの。
準備運動に時間をかけ、本番に新年の抱負を書いてもらうが、好きな言葉を選んで書いている人もいた。
五つの動きの中のどれが苦手で得意かが段々と見えてくる。
それを体癖論にあてはめていくと、自分が今どこで止めっているかが見えてくる。
そんな稽古になったように思う。
僕も色々書いては見たが、新年の抱負となるとなかなか思いつかない。
四字熟語辞典などを開くが、少し何かが違う。自分のボキャブラリーの低さに呆れるが、
来年は新年の抱負辞典なるものでも買おうか?jと頭を悩ますが、そんなもんあるんだろうか?
一年書き溜めた半紙の束を見れば太く勢いのある字にこそなったが丁寧さが足りない。
何とか読めるが、今年の課題はここかな。やはりもっと技術もあげたい。
そろそろ利き手で書いてみようかしら。
しかし普段の稽古でもそうだが、腰の割稽古を行うとまず眠れない。
寝てもすぐに目が覚める。
次の日すこぶる元気。元気すぎて自分に振り回されている感じが否めない。
腰は要というが、覚醒の器だと実感する。
面白いのは次の日、目が覚めると頭が爆発して髪の毛が逆立っていることだ。
これは腰の稽古をしたみんなが経験するから面白い。
さあ、というわけで今年も始まるわけだがなかなか幸先良いスタートだったようにおもう。
今年もどうなることやら。
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