初連座

京都三日間研修を終え、H氏の連座基礎に初参加。
等持院は二回目。
Hさんの講座の進め方にも大変興味有りなのだが、噂に聞く連座をどうしても経験したかった。
基本、連座は四人一組。それぞれの役割が違う。3つの役割がぐるぐる回る。
整体操法のスタイルを踏襲しているが、色々なルールが設けられるし、参加条件も色々ある。

今回の内容はその導入までで稽古は終わったがやはり面白い。
本当に面白い稽古がたくさんある。やることは四人一組で一人の人を立たせる、座らせるといったことだが、なんだかその座らされた人がとても綺麗になるのだ。
是非こちらでも展開したいものだが、それには課題が山積みだ。

連座と名付けられたこの稽古。
やることはすごいシンプルなのに、どんどん深みが増していくというか
場が変わる、何かが整うという事に尽きるのかもしれない。

場が整う。その場にかかわる全員に何かスーッと通るものがある。
参加した全員に共有される何かがある。
こういう経験ってなかなかないかもしれない。

この感覚をどう表わしたらいいものか。
やはり連座と呼ぶのが相応しい。

能にもシテ、ワキ、ウタイとそれぞれの役割があり、回ってくる。
それぞれがそれぞれで独立しているから合ってくる。
なんだかそれに近いような感覚。

どこからか始まりがあり、いつしか終わりが来る。その過程に皆が参加しているという感覚。
だれかが、場を整える技芸としての整体と表現していたがこれは
なかなかすごいことかもしれない。




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