「整体の子育てについて」
整体における妊娠と出産その9
「整体の子育て」
整体の子育てには、「健康に育てる」「健全に育てる」ということを追求してきた長年の経験の集積から生まれた知恵があります。そしてそれは、授乳・離乳食・補食・愉気・お風呂の入れ方・運動・気温、湿度の問題・光、音、速度などの刺激の問題・睡眠・病気の経過などなど、人間の営みのあらゆる面にわたります。
それらのことは、みな「赤ちゃんを元気に、健やかに育てる」ことを第一に考えた方法です。多くは、あたりまえのことであり、昔からおこなわれてきたことですが、中には整体独特の考え方にもとづいたものもあります。
ここでは、整体の育児に関する参考書として3冊の本を紹介します。妊娠中の方、これから妊娠・出産をひかえている方には、ぜひ一読されることをおすすめします。
生後13ヶ月(男の子は15ヶ月)の栄養の充実が、子供を丈夫で元気に健全に成長させることから、整体では離乳食とは別の意味合いで、「補食」ということを重視しています。この補食のことなども、詳しく書かれています。
☆「誕生前後の生活」 野口晴哉著 全生社刊
☆「育児の本」 野口晴哉著 全生社刊
☆「子育ての記」 野口昭子著 全生社刊
一般の書店ではおいているところは少なく、取り寄せも個人で全生社に問い合わせることになります。インターネットで、全生社のホームページから購入することができます。
※)紹介した本の中の乳幼児に対する補食に関して、現在の食糧事情の関係で、残念ながらそのまま本のとおり同じようには与えられないものもあります。
たとえば、「レバー」などは、自然な形で飼育されている家畜の「レバー」なら問題はありませんが、最近は家畜の飼料に抗生物質をはじめとする様々な薬品が混ぜられていたりするので、それらの物質が肝臓(レバー)に蓄積されているおそれもあります。
「ハチミツ」に関しても、昔から長い間乳幼児に与えられてきた食品ですが、最近ではボツリヌス菌による中毒の報告もあり、一般に乳幼児に与えてはいけない食品とされています。
これらの本が書かれた時代が戦後、アメリカの占領下で食料が乏しく、食文化が変遷していった時代のことなので、身体観、食に対する考え方がガラッと代わった時代ともいえます。
例えば、本の中にある子供にステーキを与えるといったことも、その当時ステーキの値段は基本給の3か月分とされており、そんな高い値段のものを子供に与える、しかも何の保証もされていない、その背景に親としての覚悟を育てる。親の覚悟が子を育てる、栄養学が育てるのではない、育児は命がけである。ということを著者は伝えたかったのかもしれません。
時代の流れで、私達を取り巻く環境や食糧事情は絶えず変わっていきます。新種のウイルスも出てきます。農薬の問題、大量消費にともなう流通の問題(鮮度、防腐剤、保存料等の問題)もあります。現代では、食べるものを気にし出したら、どれもこれも心配になるものばかりです。あまり神経質になると、それこそ食べるものがなくなってしまいます。 確かに食べることが身体を作るかもしれません。しかし食べる態度がその人の人生を創っていきます。
整体の立場では、どんなに世の中が変わっても、それに対応できる体作りを目指しています。あまり神経質になり、ビクビクしながら生きていくのでは、かえって不健康です。しかし、抵抗力・免疫力をこれから身につけていく段階の赤ちゃんには、やはりそれなりの配慮が必要です。大人と、同じように考えるわけにはいきません。その子その子の集注の見極めが大事です。
うちの子は生後6か月くらいになると手のひらや指をしゃぶりだしました。これは塩分を欲していると思い(手のひらにかいた汗を舐めている)、肉のゆで汁(あく抜き)や卵黄をミルクに少し混ぜてあげていました。赤ちゃんには塩分をを欲する要求もあります。母乳の成分は血液も含まれており少ししょっぱいのです。こういった理由で完全母乳がいいとされるのだと思います。
補食に関しては、常識の範囲内で対処していただけばよいかと思います。
「整体の子育て」
整体の子育てには、「健康に育てる」「健全に育てる」ということを追求してきた長年の経験の集積から生まれた知恵があります。そしてそれは、授乳・離乳食・補食・愉気・お風呂の入れ方・運動・気温、湿度の問題・光、音、速度などの刺激の問題・睡眠・病気の経過などなど、人間の営みのあらゆる面にわたります。
それらのことは、みな「赤ちゃんを元気に、健やかに育てる」ことを第一に考えた方法です。多くは、あたりまえのことであり、昔からおこなわれてきたことですが、中には整体独特の考え方にもとづいたものもあります。
ここでは、整体の育児に関する参考書として3冊の本を紹介します。妊娠中の方、これから妊娠・出産をひかえている方には、ぜひ一読されることをおすすめします。
生後13ヶ月(男の子は15ヶ月)の栄養の充実が、子供を丈夫で元気に健全に成長させることから、整体では離乳食とは別の意味合いで、「補食」ということを重視しています。この補食のことなども、詳しく書かれています。
☆「誕生前後の生活」 野口晴哉著 全生社刊
☆「育児の本」 野口晴哉著 全生社刊
☆「子育ての記」 野口昭子著 全生社刊
一般の書店ではおいているところは少なく、取り寄せも個人で全生社に問い合わせることになります。インターネットで、全生社のホームページから購入することができます。
※)紹介した本の中の乳幼児に対する補食に関して、現在の食糧事情の関係で、残念ながらそのまま本のとおり同じようには与えられないものもあります。
たとえば、「レバー」などは、自然な形で飼育されている家畜の「レバー」なら問題はありませんが、最近は家畜の飼料に抗生物質をはじめとする様々な薬品が混ぜられていたりするので、それらの物質が肝臓(レバー)に蓄積されているおそれもあります。
「ハチミツ」に関しても、昔から長い間乳幼児に与えられてきた食品ですが、最近ではボツリヌス菌による中毒の報告もあり、一般に乳幼児に与えてはいけない食品とされています。
これらの本が書かれた時代が戦後、アメリカの占領下で食料が乏しく、食文化が変遷していった時代のことなので、身体観、食に対する考え方がガラッと代わった時代ともいえます。
例えば、本の中にある子供にステーキを与えるといったことも、その当時ステーキの値段は基本給の3か月分とされており、そんな高い値段のものを子供に与える、しかも何の保証もされていない、その背景に親としての覚悟を育てる。親の覚悟が子を育てる、栄養学が育てるのではない、育児は命がけである。ということを著者は伝えたかったのかもしれません。
時代の流れで、私達を取り巻く環境や食糧事情は絶えず変わっていきます。新種のウイルスも出てきます。農薬の問題、大量消費にともなう流通の問題(鮮度、防腐剤、保存料等の問題)もあります。現代では、食べるものを気にし出したら、どれもこれも心配になるものばかりです。あまり神経質になると、それこそ食べるものがなくなってしまいます。 確かに食べることが身体を作るかもしれません。しかし食べる態度がその人の人生を創っていきます。
整体の立場では、どんなに世の中が変わっても、それに対応できる体作りを目指しています。あまり神経質になり、ビクビクしながら生きていくのでは、かえって不健康です。しかし、抵抗力・免疫力をこれから身につけていく段階の赤ちゃんには、やはりそれなりの配慮が必要です。大人と、同じように考えるわけにはいきません。その子その子の集注の見極めが大事です。
うちの子は生後6か月くらいになると手のひらや指をしゃぶりだしました。これは塩分を欲していると思い(手のひらにかいた汗を舐めている)、肉のゆで汁(あく抜き)や卵黄をミルクに少し混ぜてあげていました。赤ちゃんには塩分をを欲する要求もあります。母乳の成分は血液も含まれており少ししょっぱいのです。こういった理由で完全母乳がいいとされるのだと思います。
補食に関しては、常識の範囲内で対処していただけばよいかと思います。
麻衣子です。赤ちゃんには塩分を欲する要求があるという事に驚きました。いつも勉強になります。
返信削除こんばんは。子供の欲求には大人の知識が当てはまらない事がほとんどです。毎日考えさせられますね。
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