「発達の焦点と時期~誕生直後~」について
整体の育児観を自分の経験とともに記すことにします。
大体このような経過をたどって成長していきますが、発育状況はそのお子さんによっても違いますし、整体独自の考え方もありますので、全部が全部整体流子育てにする必要も無いと思いますが、「何がその子供達の人生をつくっていくのか?」という点で整体の育児に対する考え方がお役に立てればいいと思います。
・発達の焦点と時期
生後一三ヶ月 消化・排泄の機能が発達する時期。
一ヶ月目 睡眠時間が長く授乳回数も多い。(親が神経過敏だと睡眠時間は短くなる。)
二ヶ月目 笑い始める。動くものに興味を示し始める。目の発達・首の発達
三ヶ月目 手で物をつかみ始める。首が座れば手が動く。(3ヵ月~6ヵ月)
五ヶ月目 えんごできる。えんこして倒れる側の股関節が弱い。
六ヶ月目 因果性を追求し始める。指の動き、脳、言語の発達
七ヶ月目 活動期
九ヶ月目 疲れを覚える。
十ヶ月目 好奇心の持続。
赤ちゃんの育っていく過程を観察すれば、子供の発育が内なる自発性によっていることが良く分かります。
まず、欲求があり、その欲求を実現させようと身体を使っていくことで、それぞれの器官が発達していきます。
欲求の実現は「快」と感じ、欲求が満たされなければ、「不快」と感じます。
例えば、赤ちゃんの尿意の観察を行えば、赤ちゃんは尿意を伝えようとしているのがわかり、生後4ヶ月でオムツはとれるといわれています。
・気をつけること
○生存能力の基本である「快」、「不快」という感覚を育てる。
○消化不良が命取りになりやすい。
○栄養の充実が大切(内股の弾力で観察)ー栄養素としての食物ではなく愛情として。
○授乳ー生後7ヶ月くらい迄、6ヵ月には母乳と捕食の比率は一対一位
○栄養の吸収には、感情の安定が必要。
○10ヶ月までは腰に愉気をする。
○親が慎むべきことー楽しませない、遊ばせない、はしゃがせない、強要しない、あくまで自発性を育てる。
・誕生直後
○レモン水を与える。一滴たらし水
○腹部第五に愉気、(右側肋骨下の曲がり角)ー宿便がでる
○腹部第五がゆるんでから初乳をやる。
○捕食ー味覚を広げる、50日くらい100日くらいから(大体この時期から首と胴体が別々に動き出します)始める。
○小さく生まれた場合(2600グラム以下)は30日くらいから。初めての食物を与える場合には果汁を与える(さくらんぼ、瓜、びわはだめ。というか食べたがらない)
○脱腸は感情の抑圧か刺激過剰である。
○打撲 生後十三ヶ月内の打撲は身体全体に影響を及ぼします。体が軽くなっていれば、(抱き上げたとき軽く感じられたなら)腹(へそ下)とそれに対応する腰部を合わせて愉気をする。
4日目(打撲した日を一と数え)にぐたっとし、目がトロンとしたとき、ゆっくり休ませる。-刺激を与えない、日光に当てない。
特に打撲の影響は成人してからも及ぼします。生後十三ヶ月は打撲しないように注意が必要です。もししてしまった場合は仕方ありませんが、「打撲手帳」をつけておくとよいでしょう。その子が大きくなったときに整体指導者にかかるときに、かなり大きな手がかりになります。
※生後十三ヶ月の間に人間としての品性、心の余裕は形成されます。そのためには赤ちゃんの快感を守っていくことが大切です。
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