「生後一三ヶ月~思春期」について

・生後十三ヶ月~三歳



運動器・触覚器が発達する時期
○この時期になると、血液の循環がよくなり、食べる量は減ってきます。したがって排尿・排便の回数も減ります。体つきも引き締まって顔や目に知性の光を宿すような印象を覚えます。 
○自分の力で欲求を実現させることに心地良いと感じる時期であり、集注力や執着が伴ってきます。 
○自分の生活空間を広げていく。 
○模倣の欲求―親よりも同世代の子供を真似る時期。 
○動き回ることで、筋肉を動かすことで、心臓機能の未熟さをカバーしている。この時期に行動を抑えることが心臓を弱くすることにつながります。 
○言葉の習得と運動器の発達の時期は同じです。赤ちゃんは体験を通して言葉を教えたほうがよい。 
○子供が要求を言葉で表現するまで待つ。欲求の実現方法としての言葉を習得する時期です。 
○発育がどこかでつかえた場合は、段階を一つ戻ってやり直すとよいでしょう。


 ・三歳~五歳


大脳発育の時期
○抽象や連想する能力が育つ時期であり、心と身体の運動が密になる。同時に心因性の病気を作り出すことがあるので、その場合は頭に愉気をします。ここらの時期から、何を言っても「イヤイヤ」が始まりますが、一番最初の反抗期はそれまで自分と同一視していた他者(親)からのちょっとした独立です。生理的欲求が抑えられると言動に表れる時期でもあります。 

○体つきが変わる。顔がさらに引き締まる。 

○接続詞を遣い始める。考えに筋道がでてきます。 
○連想力=勘の発現 
○恥ー価値の基準が作られる時期、親の価値観を模倣、目で伝えるようになる。 
○自分の欲求に形式というクッションを置く。行動する楽しみを覚える。
○この時期は一般的には「反抗期」と位置付けられますが、「独立期」とした方がよいです。


 

・五歳~八歳

呼吸器発達の時期



○呼吸器の発達と共に、感情を抑制することを覚える。 
○生活の中にハッとする瞬間を作り上げていく。 
○人間関係を拡げていく。公の場における緊張(不安・怯え)が生まれる。 
○冒険の欲求。 
○火遊び、万引きの衝動が出やすい時期だが、代替え、転換可能。行動に移してみて、善悪の判断をつける時ともいえる。 
○緊張の欲求か?弛緩の欲求かを丁寧に見分ける時期。 
○この時期において過度の感情の抑圧は呼吸器の発達を歪める。 
○集団生活を始めるのは五歳。つまり呼吸器が発達し始める頃からが望ましい。集団にもまれるうちに呼吸器も発達していく。


 ・思春期

生殖器発達の時期



○他者(自分以外の欲求を持ったもの)との出会い。 
○無力の自覚。努力しないで運や縁で得てしまったもの―性別etc 
○一つのことに集注していく時期である。子供が集注しているものを取り上げない。
思春期に集中したものが生涯を方向づける-それが生涯をかけるに値するものなのかどうかを親は子供に問いかける義務がある。 
○反抗には二つのタイプがある。 


   陰  肩がすぼむー内にこもる。軽蔑する。
   陽  肩が張る。敵意をむき出しにする。



   ○独立の願望ー庇護の拒否と独立への不安。大人として認められたい。

※胸腺の発育不全ー男の無性欲症、女の妊娠拒否の原因(胸腺は子供のときは固まっているが、思春期に入ると溶けて来る。思春期における精神的ショックによって、この変化が止まってしまうことがある。膝下内側の骨、鈍い音のするところに愉気する。)初潮後、卵巣に愉気していく。


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